この記事を書いた人 風渡追人(かぜとついと)
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北海道が広すぎる……夏の北海道観光スポットは、エリア別で考えよう!
記事作成日: 2015-07-31
「夏の旅行はドライブしながら北海道観光スポットを巡ろう!」と思っているなら、北海道を「道南・道央・道東・道北」エリアにわけて考え、行く場所を絞ることをおすすめします。
例えば、札幌~稚内間は約340キロ。東京~名古屋間約360キロに匹敵するほど、北海道は広いのです。
今回は、そんな北海道のエリア別の特徴と観光スポットを紹介します。
1日1都市ぐらいの余裕を持とう!
北海道旅行の計画で、もっとも大切なことは「北海道の広さ」を認識することです。北海道の面積は約83,450平方キロメートル。関東(約32,420平方キロメートル)と近畿(約83,450平方キロメートル)、四国(約18,800平方キロメートル)を足しても北海道の面積に及ばないという広さです。
都市から都市へ、観光地から観光地への移動も「思った以上に」距離があり、移動に貴重な時間を費やしてしまうこともあります。北海道を旅行するなら、エリアを絞ってから予定を組んだほうが効率よく楽しめるでしょう。
歴史薫る「道南」
日本で初めての国際港として栄えた「函館」や、ゆったりとした北海道の自然を散策できる「大沼国定公園」などがあります。
函館市
江戸時代末期、いち早く世界に開かれた港町として多くの外国船が寄港。外国領事館や貿易商の洋館、教会など、現在も異国情緒たっぷりの街並が残ります。戊辰戦争の最後の地「五稜郭」や函館の夜景など、歴史ロマン漂う都市です。
■札幌-函館間:約310km
北海道の中心エリア「道央」
北海道最大の都市「札幌」や道内有数の観光地「小樽」などがあります。
札幌市
北海道の政治と経済の中心都市。赤レンガ造りが美しい「北海道庁旧本庁舎(国指定重要文化財)」や「札幌市時計台」「さっぽろテレビ塔」など、北海道の最先端は札幌から始まりました。
小樽市
外国との貿易で栄えた都市。「小樽運河」や「北のウォール街」と呼ばれる石造りの銀行や商社の建物が異国情緒を感じさせます。また、小樽ガラス・オルゴールなども有名です。
■札幌-小樽間:約40 km
自然が豊かな「道東」
世界自然遺産の「知床国立公園」やラムサール条約に登録されている「釧路湿原」など、北海道の大自然が楽しめるエリア。特別天然記念物や国指定記念物の貴重な野生動物が多く生息しています。
網走市
網走国定公園の中心にあり、「オホーツク流氷館」「網走郷土博物館」「博物館網走監獄」など、北海道の自然や歴史を知ることができる施設も数多くあります。
■札幌-網走間:約350 km
釧路市
日本最大の湿原「釧路湿原」は、タンチョウをはじめ、多くの貴重な野生動物が生息しています。
■札幌-釧路間:約310 km
海と山の自然が楽しめる「道北」
日本最北端に位置する海岸に面した「宗谷岬」や、雄大な山々が広がる「大雪山国立公園」など、自然豊かなエリアが広がります。
稚内市
宗谷岬の「日本最北端の地の碑」をはじめ、「日本最北端の○○」を冠した観光名所が多くあり、記念撮影スポットとしても人気があります。
■札幌-稚内間:約340 km
旭川市
動物の行動展示で有名となった「旭山動物園」は、国内だけでなく外国からも多くの観光客が訪れます。
■札幌-旭川間:約140 km
一つずつエリアを楽しむ
北海道はエリアごとに見どころや雰囲気が違うので、どんな旅をしたいかをイメージしてから、エリアを絞ってみてはいかがでしょうか?
「美味しいものを食べ歩きたい!」「雄大な自然に触れたい!」「温泉でのんびりしたい!」「オシャレスポットを散策したい!」など、雄大な北海道ならアナタの希望の旅がきっと見つかりますよ。