沖縄離島に泊まるなら民宿でディープに楽しもう!

沖縄離島に泊まるなら民宿でディープに楽しもう!

記事更新日: 2015-09-06

竹富島

沖縄に泊まるなら、やっぱりリゾートホテル?それももちろん良い楽しみ方ではあるのですが、ここでぜひオススメしたいのが、「民宿」に泊まることです。
ホテルと違って民宿はほとんどが家族だけやヘルパーさん1~2人という少人数体制で経営されています。宿の方のお家をそのまま間貸ししているような状態をイメージしていただけるといいかと思います。
たとえば、いかにも沖縄らしい赤瓦の宿に宿泊できたりと、風情たっぷりなのです。

民宿

さて沖縄では、おしゃべりすることを「ゆんたく」と言います。これぞ沖縄旅行の醍醐味の一つと言ってもいいでしょう、このゆんたく。何しろ、地元の人との交流や、同じ旅仲間と情報や思い出を交換、共有しあうことは普段の生活では味わいにくい楽しみです。
実際こうしたゆんたくで、他のお客さんに勧められてダイビングを始めたという方や、行ったことのない離島にも足を運んですっかりハマってしまった人などは珍しくありません。宿のご主人やおじい、おばあとゆんたくするのも最高です。


島の伝統や方言についてや、沖縄食材の調理の仕方、上手な釣りのコツなど、いろんなことを教えてくれます。沖縄の方は基本的にシャイな方が多い印象ですが、その半面、会話するのが好きという方も多いです。
しかし高級リゾートやホテルに泊まった場合は、なかなかゆんたくの機会は訪れません。ホテルと違って民宿では宿の方とお客さん、そしてお客さん同士の距離が近いのです。その最大の理由としては、お客さんが一斉に同じ食堂で食事を取ることが多いからということが挙げられます。
宿の方もマニュアルしばりの接客ではありませんので、フレンドリーな関係で居やすいという面もあります。また、食事の下膳の際にはお客さんがそれぞれ使い終わった食器を運ぶなど、セルフサービスになっている民宿も多いです。
こうしたやりとりから、自然とゆんたくが始まったりするのです。

宿の方などは、ときには三線を弾いて島唄を披露してくれることもあります。気取った場所ではなく食堂や中庭などで泡盛を片手に、本場の演奏と唄を聞くという楽しみも民宿ならではでしょう。
また運が良ければ、宿の方が船を出してシュノーケリングや夕日を見に連れて行ってくれることもあります。

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しかしこういったサービスは、どの民宿でも毎日必ず行われているかというとそうではありません。あくまでも民宿は少人数体制での経営で、しかも島にはさまざまな伝統行事があります。宿の人も島人として行事への参加や手伝いを余儀なくされることが大半。
そういった場合に手が回らない日もあるというところは承知しておきましょう。

ですが、そうした面を含めても、民宿に泊まることは沖縄を大いに満喫する上で、非常に有意義なことなのです。民宿に泊まった人の大半がリピーターになっていることからもわかりますが、高級リゾートホテルでは味わえないある意味「て~げ~」(適当)な空気がたまらなく魅力に感じてくるのです。
きっちりとしたそつのない接客、高価な内装なども素敵ですが、親戚の家に遊びに来たような感覚は民宿ならでは。そして、いかにも沖縄らしいゆったりとした空気が流れているので、日常と非日常の入り混じったような感覚が味わえます。

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そうは言っても、多くの民宿が清潔感などには気をつけているので、その点は安心です。さまざまな特色が宿ごとにありますので、どんな民宿なのか、宿のレビューなどを参考にしておくことも大事ですね。

特に離島では高級ホテルなどなく、民宿しか宿泊施設がないという場合も多々あります。人との交流など苦手意識がある方も、思い切って飛び込んでみるときっとこれまでにない沖縄の魅力を発見できるだろうと思います。

トリッパー編集部

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トリッパーを運営する株式会社トラベルマルシェのスタッフです。国内の北海道から沖縄までの旅行情報を発信し、皆様に楽しくなる旅行情報をお届けします。

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