景色も温泉ひとりじめ♪鹿児島に来たら是非家族湯を楽しんで

景色も温泉ひとりじめ♪鹿児島に来たら是非家族湯を楽しんで

記事作成日: 2015-09-02

かれい川の湯かわせみ露天

鹿児島の家族湯

温泉がとても多い鹿児島県は、今では一般的となった家族湯という、個人単位で楽しむ温泉が発祥したところと言われています。
日当山温泉から広まったと言われており、現在もここから霧島温泉郷にかけてはたくさんの家族湯専門施設があって、皆の癒しとなっています。
その中でも景観が素晴らしいという「かれい川の湯」を体験してきました。

かれい川の湯外観

かれい川の湯に向かうには

かれい川の湯は、鹿児島空港のほど近くにある家族湯専門施設です。
鹿児島空港からレンタカーを借りれば10分かからず着きますが、この後の予定の都合で車を借りられなかった私は、さてどうしようと考えた結果、路線バスで向かう事にしました。
鹿児島空港から一番近い中核都市の国分や隼人へ行く路線バスはそこそこ多く、国分郊外では霧島温泉郷へ向かうバスに乗り継げます。これを利用して最寄りの並石バス停で下車しました。ちなみに別路線の水天渕バス停からも歩いて3分ほどです。
バス通りの国道223号線は天降川に沿って走ります。この天降川沿いに建つのがかれい川の湯です。

かれい川の湯景色

かれい川の湯のシステム

国道と天降川の間に長細く建てられた施設で、外観は黒と白と木目調の和モダンな雰囲気です。
中央にあるフロントで受付を済ませ、専用アメニティを受け取り今回予約した「かわせみ」のお風呂に案内されました。
かれい川の湯には浴室内容により3つの価格が設定されています。60分ないしは90分単位で1室いくら、というシステムです。グループ利用はもちろん1人でも入れ、時間・金額は変わりません。
その上私が訪れた平日は、1人利用だと嬉しいことに3600円が2000円となる割引が設定されているのです。
貸切風呂に2000円は高い…とも感じるでしょうが、これからご紹介する内容を読んでいただければ、どれだけその価値があるかおわかりになると思います。

かれい川の湯かわせみ露天

 

至れりつくせり♪充実の施設

施設のいちばん奥、天降川の上流側にある「かわせみ」は、広々とした脱衣所とウォシュレット付トイレ、小上がりの畳スペース、クーラーを伴っています。建物外観と同じような和モダンの素敵な内装で、洗面台は焼き物を使用。上着をかけられるハンガーや、バスタオル類をちょっと置いておける籠もありました。
アメニティは受付で受け取るもの以外に、可愛い牛乳瓶を使った優しい香りの芳香剤、コットンやドライヤーといった必需品が揃っています。そして受付で受け取ったアメニティというのは、松山樹脂の「LEAF&BOTANICS」のスキンケアに馬油配合のヘアケア&ボディソープ。温泉に入るという事で一通りのコスメは用意していましたが、嬉しくってこちらをガッツリ使ってしまいました。
ちなみにタオル類はお洒落でフワフワの今治タオルです。

かれい川の湯アメニティ

脱衣所で既にハイテンションになり浴室に入るとこれまた気分がアガります。
まず内湯には水風呂と、カラの切り石造りの浴槽があります。なぜカラなのかというと、入るお客ごとに温泉を入れ替えているからです。結構広めな浴槽ですが、お湯だしスイッチ(脱衣所にあります)を押すと5分ほどで溜め終わります。いつ訪れても新鮮な温泉に入れるのは、九州の家族湯では当たり前のシステムです。
熱かったり温泉を足したい時には、専用のバルブがあるので溜めた後から調節できます。
洗い場はシャワーが2ヶ所ついて、こちらも広めのスペースです。

そして露天風呂は自然石を配した浴槽で、こちらが源泉かけ流しです。やはりバルブで熱さを調節できます。石には析出物がたくさん付いていて、泉質の良さを目でも確認できます。綺麗な排湯溝へとうとうと溢れる温泉はそのまま天降川へ流れます。その流れ口にもひと工夫施されており、敷地の植木の合間で壺から流れ出る…と演出されていました。

周囲には山と森と清流のみ

この「かわせみ」の一番の特色は、露天風呂から一段下った川のそばにウッドデッキとベンチがあることです。湯船からちょっとした階段を降りて、綺麗に伸びたモミジの木のあるデッキに出ると開放感抜群。さすがにここではバスタオルを巻きましたが、かれい川の湯の向かいはただただ深い森があるだけなので、人目は全く気になりません。
露天風呂でホコホコした後は、開放感溢れるウッドデッキで清流を眺め、ゆっくり湯冷まししてまた湯船へ…とにかく90分も時間があるので、温泉と景色を存分に楽しむ事ができます。
特にこの「かわせみ」は施設の中でいちばん上流側にあるので、景色をさえぎる物が何もありません。とても贅沢な時間を過ごせました。

かれい川の湯かわせみデッキ

最後になってしまいましたが、泉質は「ナトリウム・マグネシウム・炭酸水素塩温泉」。美肌に効果のあるメタケイ酸を豊富に含んでいてお肌のトラブルにも良いそうです。
心身共に癒される「かわせみ」の温泉でした。

湯上り後も楽しめます

クーラーの効いた脱衣所の小上がりでもゴロリと休み、時間いっぱいまで「かわせみ」を満喫した後は、フロントにアメニティを返却してこれまたお洒落なロビーでひと休み。
ここではちょっとしたお土産やオリジナルグッズが買え、旅行・温泉関連の本を読みながらコーヒーを頂けます。自動販売機もありもちろんコーヒー牛乳、フルーツ牛乳も飲めます。夏には冷たいラムネも♪これ、湯上りに飲むととっても美味しいんですよね…。

かれい川の湯ロビー

ロビーの奥には喫煙所を兼ねたテラスがあって、ここまで行く階段も緑が多く、「そっちへ行ってみたい!」と思わせるとても素敵な造りでした。
お風呂から出ても天降川の清流を楽しんでゆったりできたのは嬉しかったです。

かれい川の湯ロビー階段

鹿児島の家族湯
冒頭の通り、鹿児島にはたくさんの家族湯があります。この「かれい川の湯」のように泉質も施設も自慢のところばかりですので、鹿児島を旅する際はお宿のお風呂だけでなく、家族湯も是非体験してみてくださいね。

〈かれい川の湯〉
住所 鹿児島県霧島市隼人町嘉例川4471-2
営業時間 10時~24時(最終受付23時)
料金 1300円/2600円/3600円(部屋により異なる)
URL http://www.kareigawa.com/

ayamocha

この記事を書いた人 ayamocha

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旅が好き&出張の多い仕事のため、国内あちこちに出没しています。たまに海外へも行きます。目下の目標は47都道府県全てを訪れることです(あと2県!)。最近は御朱印集めにもハマっています。各地の楽しい情報をみなさまにお届けしていきます。

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