この記事を書いた人 トリッパー編集部
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ラーメン店より店舗が多い!発祥の地で楽しむうどん
記事作成日: 2015-09-07
福岡のグルメといえばラーメン、モツ鍋、水炊き、明太子・・・だけじゃないんです。
福岡っこが愛する麺類といえば博多とんこつラーメンと思われがちですが、実は県内にはラーメン店よりもうどん店のほうが数多く、そのレベルやこだわりにはラーメン以上のものがあるとも言われています。
■うどんはここから始まった!「饂飩発祥の地」石碑
実は福岡は一説によるとうどん発祥の地とされています。九州の玄関口・博多駅近くの歴史あるお寺「承天寺」を開いた聖一国師が1241年に中国から製粉の技術や書物を持ち帰り、
それが今日のうどん文化の発展へとつながったようです。
承天寺には「饂飩蕎麦発祥之地」という石碑が今も建っています。福岡でグルメツアーをするのならば記念に立ち寄ってみるのもいいかもしれませんね。
■福岡のうどんはコシが弱い?いいえ、コシがないんです
※写真:イメージ
全国的にうどんで有名なのはやはり香川・讃岐。コシが強くしこしことした麺が特徴です。
同じうどんでも福岡のうどんはコシが弱い、それどころかまったくコシがないというのがぴったりといえるくらいにふにゃふにゃと柔らかい麺で提供されることがほとんど。
決してのびているわけではなく、それがベストの状態。お店によっては「硬め」「(さらに)柔らかめ」など麺の硬さを選ぶことができます。
讃岐のぶっかけうどんは麺ののど越しを楽しむものですが、福岡のうどんはイリコ・サバなどのダシが効いた甘めのつゆとしっかり絡めていただくのがおすすめ。
ただあまりゆっくり食べているとつゆを吸って本当にのびてしまい、麺のボリュームがさらに増してしまうため注意が必要です。
■福岡でうどんを食べるならこのトッピング
たくさんのトッピングやお店オリジナルの変わり種もいいですが、まず福岡でうどんを味わうなら「ごぼう天(ごぼ天)うどん」を選んでみましょう。
九州以外の旅行者にとってはあまり耳慣れないこの「ごぼう天」、ごぼうをさっくりと天ぷらにしたもので福岡ではどのうどん店にもあるメニューです。
細切りにしたものやささがき状、スライスをかきあげにしたものなど形は様々。シャキシャキのごぼう天は揚げたてさくさくを味わうもよし、うどんつゆに浸して食べるもよし。
オーダーするとうどん鉢には入れず、別添えにしてくれるお店もあります。
ちなみに福岡のうどん店では「ねぎ」「天かす」が無料のセルフサービスとなっているところも少なくありません。たっぷりとかけていただきましょう。