この記事を書いた人 ヒサシ
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屋久島旅行は2泊3日でたりる?実際に行ってみました。1日目 1周ドライブ偏
記事更新日: 2018-05-21
「屋久島旅行に行くなら2泊3日で十分? 3泊4日の方がいいですか?」
このようなお客様の疑問にお答えするため、2泊3日で屋久島の主な観光地巡りとトレッキングに挑戦してみました。
屋久島のツアー選びや計画を立てる際の参考としてご覧ください。
2泊3日の行動予定
1日目 レンタカーを借りて屋久島1周観光
2日目 縄文杉トレッキングツアーに参加
まずは1日目の様子です。
目次
1日目 屋久島に向け出発&屋久島観光
屋久島へ行く際には、飛行機やフェリーなど、費用と移動時間の異なるいくつかの方法が選べます。詳しくは、下記の解説漫画をご覧ください。
飛行機の場合、大阪と福岡からは直行便が出ていますが、それ以外の場合は鹿児島空港から乗ることになります。フェリーや高速船も鹿児島からの出発です。
そのため、まず鹿児島を目指します。今回は羽田空港から鹿児島空港まで、JALを利用しました。
鹿児島空港からは、JAC(JALグループの航空会社)の飛行機で屋久島に向かいます。
2泊3日であちこち観光したい場合、できるだけ滞在時間を長くする必要があります。そのため、今回は移動時間を最も短くできる飛行機という方法を選びました。
鹿児島~屋久島間の飛行機は小型のプロペラ機です。
なかなか乗る機会がありませんから、新鮮な気持ちで楽しめました。
大型機と違い、直接飛行機に乗り込むため、こんな風に間近で写真を撮ることができるのもうれしいですね。
機内はこのようになっています。
外からの写真では小さく見えますが、横に4人座れるだけの広さがあります。
飛行中の機内からの一枚です。澄んだ海に浮かぶ緑の島は、本当に美しいです。
あっという間に屋久島空港に到着。飛行機なら移動時間は約35分です。
空港での荷物受け取りの様子です。小さな空港のため、写真のような形での手荷物の引渡しとなります。
荷物受け取りの次は、レンタカーの手配です。
今回は、屋久島空港を出るとすぐ看板が見つけられる「まつばんだ交通」さんでレンタカーを借りました。2日目・3日目はトレッキングを予定しているので、借りるのは今日1日だけです。
さあ、楽しい屋久島1周ドライブの始まりです。
屋久島には島を1周する道路があるため、迷わずに走ることができます。
レンタカーを借りる際には車種を選べます。今回は軽自動車にしましたが、急な上り坂なども少ない屋久島では、これで特に困ることはありませんでした。
下の図は屋久島内での移動時間をまとめたものです。ドライブの際にお役立てください。
空港を出発後時計回りで、ドライブをスタートしました。
出発地点となる屋久島空港は、この図の右側にあります。今回はここから時計回りで、以下の7ヶ所を訪れました。
屋久杉自然館
ここは縄文杉をはじめとした屋久杉の情報がぎっしり詰まったミュージアムです。
注目は樹齢千年という屋久杉「命の枝」。
この屋久杉には実際に触れることもできるため、自然の力が宿るパワースポットとしても知られています。
館内はエントランスホール・屋久杉探険館・自然パノラマ館という三つのエリアに分かれていて、屋久島の歴史や林業について学ぶことができます。
ヤクスギランド
ヤクスギランドは標高1,000~1,300mに位置する、約270ヘクタールの自然休養林(レクリエーションのための森)です。
東京ドーム(約4.7ヘクタール)が60個近くも入ってしまうような広大な森の中には、体力や天候に応じて選べる4つの散策コースが用意されています。
◆こちらもおすすめオプショナルツアー
トローキーの滝
トローキの滝があるのは、上の地図に描かれている千尋の滝の右下辺りです。
この滝は川と海の境目にあるため、川の水が海へと流れ落ちる様子を楽しめます。落差はおよそ6mと、2階建ての家ぐらいです。
綺麗な海も同時に見られるのは、ちょっとお得な気分です。
歩いて5分とかからない場所にお土産屋さんもあり、買い物のついでに滝に立ち寄ることもできます。すこし場所がわかりにくいので、探す時にはこの標識を目印にしてください。
千尋の滝
こちらはモッチョム岳の裾に広がる、巨大な花崗岩の岩盤へと降り注ぐ滝です。
落差はおよそ60m。トローキの滝の10倍もあり、なかなか壮大です。
水量の少ない滝は寂しく感じられますが、年間の降水量が多い屋久島なら、迫力満点の姿を見られます。
湯泊温泉
地図の中央下側、平内海中温泉の辺りにある海沿いの露天風呂です。
ややぬるめのお湯で、夏でもまったりと入れます。
目の前に広がる海、そよぐ潮風とロケーションは最高ですが、ご覧のようにとても開放的。男湯と女湯を分ける仕切りも気持ち程度で、湯船も狭いのが難点です。
ついたてのある温泉は水着NGですが、奥にあるこちらの温泉は水着でも入れます。
女性にはこちらがおすすめです。
気持ちよさそうに入浴中の男性に声をかけ、写真を撮らせていただきました。
中央のついたての手前側が男湯、奥が女湯となります。
志戸子ガジュマル公園
樹齢500年を超えるとされる巨大なガジュマルや、さまざまな亜熱帯の植物を観察できる自然公園です。
日本ではあまり見ることのできない亜熱帯の植物が自生している様子は、映画に登場するようなジャングルそのもの。
季節によっては虫の多さに悩まされるため、虫除けスプレーや長袖など対策グッズの準備をおすすめします。
西部林道
地図の左側にある、栗生と永田集落を結ぶ約20kmの海岸沿いの道路です。
途中にある瀬切大橋から屋久島灯台入口(の手前約1km)までの約15kmほどの区間は、世界遺産の登録区域となっています。車で通ることのできる世界遺産登録区域は、とても珍しい存在です。
この地域には、野生のヤクザルの群れが暮らしています。
時には道路でくつろぐヤクザルの愛くるしい姿を見られることもあり、思わずエサをあげたくなってしまうかもしれません。
ですが、それは屋久島の自然環境を壊すことにつながります。絶対にやめましょう。
以上が今回訪れた観光スポットです。
これだけ見て回っても時間には十分な余裕があり、のんびりと楽しむことができました。
昼食は途中で立ち寄った「ノマドカフェ」で。トローキの滝の近くにある、お洒落な雰囲気のカフェです。
こちらの記事で、写真を豊富に使って店内の様子をレポートしています。
ドライブの終点は、宿泊先のある宮之浦地区です。
出発地点の屋久島空港から反時計回りならすぐ隣ですから、時計回りならほぼ島1周ということになるわけです。
この地区にある「まつばんだ交通」の営業所でレンタカーを返却し、歩いて宿泊先へと向かいました。
今回の宿泊先は「民宿 やくすぎ荘」です。
屋久島にはさまざまな宿がありますが、やくすぎ荘はその中でも評価が高く、トラベルマルシェの屋久島旅行でも選ばれることの多い宿です。
客室の様子や食事内容などは、こちらの宿泊レポートの写真をご覧ください。
2日目は縄文杉トレッキングに挑みます。宿の近くのスーパー「Aコープ」で飲み物などトレッキングの準備を整えたところで、1日目は終了です。
・2日目 縄文杉トレッキングツアーにチャレンジ
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