NAHAマラソンで沖縄をとことん満喫♪沖縄の一大イベント、NAHAマラソンのすすめ

沖縄の一大スポーツイベントといえば、太陽と海とジョガーの祭典、NAHAマラソンです。日本各地でマラソンイベントは開催されていますが、参加者の約半数が県外からの参加者となっており、年々人気が高まっているイベントです。なんといっても毎年沿道で多くの地元の方々が応援をしてくれるとてもハートフルなマラソンなので、その魅力に取りつかれてリピーターになる人も多くいます。私も、もともと走るのが得意なわけではないですが、参加２回目で完走し、以後度々参加しています。楽しくレンタカーで巡る沖縄旅行もいいけど、それだと見落としてしまう沖縄の魅力を、走りながら肌で感じる、そんな沖縄旅行もいかがでしょうか。これであなたも走りたくなる！？NAHAマラソンの魅力をお伝えします。

NAHAマラソンの大会概要

NAHAマラソンは、那覇市とハワイのホノルル市の姉妹都市２５周年を記念して１９８５年にスタートしたもので、今年で第３１回目となります（2015年現在）。平和記念公園を中心とする、那覇市・南風原町・八重瀬町・糸満市・豊見城市の南部エリアを通るフルマラソンです。毎年１２月の第一日曜日に開催されます。国籍を問わず１６歳以上であれば参加できるため、毎年海外から参加する人もいます。制限時間は６時間１５分。参加者には記念Ｔシャツ、完走者には完走証と完走メダルがもらえます。

なんといっても魅力は沿道からの応援

NAHAマラソンの一番の魅力は、地元の人々総出で応援をしてくれることです。家族や友人同士、野球少年たちや職場の仲間など、赤ちゃんからお年寄りまで列が途切れないほど沿道に並び、精一杯応援してくれるのです。さらに、黒糖や塩、アメ、サータアンダギー、沖縄そば、おにぎりなど、給水ポイントだけでなく、地元の人々がたくさんの給水・給食ポイントを用意してくれており、ランナーへのもてなしが本当にすばらしいのです。食いしん坊の私は、走ることをそっちのけで食べておなかがいっぱい、なんてこともありました。この声援とおもてなしが走る活力となり、背中を押してくれます。NAHAマラソンは県外から１人で参加される方もいるのですが、沿道から声援を送ってくれる沖縄の人々と一緒に走っているような雰囲気なので、１人参加でも本当に楽しめるイベントなのです。

沖縄の自然美を堪能しながらのラン

沿道からの応援に加え、さらにランナーを癒してくれるのがコースから見える自然美。参加するランナーたちが疲れを忘れてカメラを構える場所があります。それはちょうど糸島の名城に入るところで、視界が一気に開けて目の前にきれいな海が広がります。ちょうどランナーにとってきつくなってくる場所なのですが、思わず疲れを忘れて誰もが携帯やカメラで写真を取り始めるのです。とても心奪われるその美しい景色が、疲れた体を癒し、また頑張ろうという心の支えになってくれます。

ゴールした時の感動が、また走りたいという思いに

マラソン後半になると、足が止まって歩き出す人もちらほら。それだけやはりフルマラソンは過酷なのです。そんな時も沿道からの声援が支えになります。「ほら、もうちょっとだよ」「ゴールしたらおいしいビールと泡盛が待っているよ」と最後の力を振り絞る力を与えてくれます。そんな苦しい道のりを超えると、最後にスタート地点である奥武山陸上競技場のトラックを一周していよいよゴール。この時も客席からは割れんばかりの声援です。走り切ってみるとこれまで辛くてもう走りたくないと思っていたのが一転、感動に包まれ沿道の人々への感謝と、ここまで頑張った自分への賞賛であたたかい気持ちに包まれます。本当に参加してよかった、また来年も参加したい、と思ってしまうのです。おもてなしが素敵な地元の人々、エメラルドグリーンの海、鮮やかな色彩を放つハイビスカス、沖縄を心行くまで満喫した自分を発見できるのです。