この記事を書いた人 トリッパー編集部
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旭山動物園にない魅力って?都会のオアシス、円山動物園で癒されよう
記事更新日: 2024-09-26
北海道の動物園と言えば、旭山動物園です。しかし、札幌の円山動物園を忘れてはいけません!都心からすぐの緑に囲まれた動物園はピクニックや息抜きにも最適!タイミングが合えば体験コーナーで動物とも触れ合えます。子供はもちろん大人だって興奮し癒される都会のオアシスを、動物好きならばオープンからラストまでタップリと楽しんでみましょう。
マイナスイオンがいっぱい!緑あふれる園内外
円山動物園は都心からすぐに行ける癒しのスポット。地下鉄東西線「円山公園駅」からバスでもいけますが、できれば徒歩をおススメします。動物園を含む円山公園周辺は都会にありながら、原始林に囲まれているので、森林に囲まれた円山公園内を抜けていくと気持ち良いですよ。
朝の爽やかな日射しの中、心地良い森林浴となり、マイナスイオンパワーをもらえます!少々坂道がきついですが、ぜひ歩いてみてください。円山公園内にはこのように看板がありますので迷うことはありません。歩いて10分強で動物園に到着します。
入場料は大人800円、高校生400円、中学生以下は無料です。動物好きならば年間パスポート(2,000円)をおすすめします。購入日から1年間有効で入園し放題となっていて、私ももちろんパスポートで入場。正門から入場すると園内も緑に包まれていることが分かります。
旭山動物園と違うところはこの緑の多さでしょう。
動物園のほかに北海道神宮、総合運動公園があり、広大な市民公園となっているのです。
芝生や木陰が多く、ビニールシートを引いて食事など、まったりしている人たちが多く、単純にピクニックやデートの場としても十分に癒されます!原始林に囲まれているので、野生のエゾリスが紛れ込んできます!さすが北海道ですね!
ちょこまか動いていましたがすぐに森に消えていきました。野生動物と出会えるのも自然に囲まれた円山ならではかもしれません。また、原始林に住むカラスが多く、外で食事する際は狙われることもあるため十分注意してください!
円山動物園の象徴は「オオワシ」
正門から入るとまず最初に迎えてくれる動物は、猛禽舎のオオワシさんです。カッコいいですね!翼を広げると2mを超えるという「空の王様」。北海道にもオホーツク地方にわずかに生息しています。実は円山動物園といったらオオワシが象徴なのです!
2002年に亡くなった「バーサン」の51年という飼育記録はもちろん世界最長です。また日本の動物園では初の飼育下の自然ふ化にも成功しているのです。円山動物園では円山エリアの保全や生物多様性の確保に加えて、北海道に生息する希少種のオオワシを繁殖技術などを生かし自然界に返す「オオワシプロジェクト」も開始しています。
2002年に9月完成した「ほっきょくぐま館」!
2カ所の展示場所の1つでは、巨大プールを設置し、アザラシの視点からほっきょくぐまのダイナミックな飛び込みや泳ぐ姿を観察することが出来ます。
もう一方では、堀を利用し、檻のない放飼場になっており、陸上でのホッキョクグマを観察できます。この場所には、「シールズアイ(カプセル)」があり、アザラシの視点からホッキョクグマを観察することができます。
ほっきょくぐまの泳ぐ姿やダイナミックな姿を観察するにはおすすめです。
レッサーパンダ、コツメカワウソもおススメ!
今でも人気なレッサーパンダはおすすめです。
レッサーパンダがいるの施設は2つに分かれており、吊り橋側と出窓タイプの場所がありは室内からも彼らを見学することができます。見学エリアの天井には梯子が通されていて、ほかのレッサーさんたちが移動するのを真下から見られます。
レッサーパンダは基本的には夜行性で、開園すぐか、閉園間近に行くと活発に行動しています。昼間はこのように寝ていることが多いです。しかし、真下に結構、人がいるのに大胆というか…でも、やっぱり可愛い寝顔ですよね!
穴場といえるのは熱帯雨林館のコツメカワウソ。ガラスの展示室の中で、カワウソファミリーたちがビデオの早送りのようにセカセカ動いてるのはキュートとしか言いようがありません。ここで特筆すべきは、水中の動きも目の前で見られることでしょう。
これが見ていて楽しいです!手足についている水かきを上手に使って泳いでいます。子供たちははしゃいで写真を撮っていますし、大人だって引き込まれます。水中の泳ぎも自由自在でかなり速いですし、見飽きることがありません。
実はグルメも充実、パンケーキが美味!
ここまで見学すると時間もお昼となりますし、グルメも紹介します。実は円山動物園はグルメもなかなか充実しています!各所に食堂やカフェが点在していますし、移動販売車も多くクレープなど軽食を販売しています。私は正門前の動物科学館内にある「ZOO CAFE」へ。そこで1番人気のオリジナルメニュー「ZOOパンケーキ」を頂きました。
フカフカのパンケーキにリラちゃんの顔が描かれています。子供も喜びそうですね。メープルシロップとマーガリンがついていて、クリームやフルーツとともに食べると甘味と酸味が混然一体となって幸せな気分が味わえます!
「みんなのドキドキ体験」でリスザルに萌える
円山動物園のオリジナルとして「みんなのドキドキ体験」というメニューがあり、飼育員によるガイドや、動物の食事風景を間近で見られるメニューを日替わりで提供しています。
特に、猛獣の食事見学は迫力があり人気があるようです。体験メニューの内容はホームページや園内でインフォメーションされています。ですが、動物の当日の体調により、変更、中止の場合もあります。
この日は午後2時から子供動物園にいるリスザルの食事見学が行われていました。リスザルの食事は人参、キャベツ、食パン、バナナ、サツマイモ、ピーマン、オレンジ、ブドウ、ゆで卵などが細切れにされてバットに入れられています
それぞれ個人で好みがあるようで、みんな、食べるものを選んでいるのがまた愛嬌がありますね。人間と一緒で、選ぶ表情は本当に真剣です。野生のリスザルは基本的には木の実や昆虫、小鳥などを食べると言いますが、動物園のリスザルさんはグルメです。
吟味して気に入ったメニューを満足そうに食べてます。カメラ目線を向けてくれました。
しばらく見ていると、それぞれ表情が違い、個性があるのが伝わってきます。リスザルの動きもかなり早く、フレームに捉えるのは難しいですが、こんな愛らしい表情を見せられると萌えちゃいますね!
また、モンキーハウスは閉園1時間前にはおサルさんたちを室内に入れますが、そこで食事も与えるので、リスザルさんの後も運が良ければ彼らの食事風景も楽しめます。ドキドキ体験ではないのですが、最後まで見学していればこのような楽しみがあります。
みんなご存知ワオキツネザルさんです。テレビCMでも人気となった、四肢を広げて日光浴する表情や、ピョンピョンと二足歩行する仕草も可愛いですが、目を見開いて食事を食べる表情もまた愛くるしいです。
とにかく、開園(午前9時)から閉園(夏場は午後5時、冬期は午後4時)までいても見足りず、引き込まれる自分がいました!夜行性などそれぞれの時間帯によって動物さんの行動が変化するので、それを観察するだけで楽しいですよ。あえて言えば、開園から2時間ぐらいと閉園間際に行動が活発になっています。7月から9月中旬までは夜間営業も行っているので、ぜひ体験してみたいですね。
行き帰りまで隙のない癒し空間
帰りは、正門を出たすぐに入り口がある円山原始林の遊歩道を歩いて円山公園駅へ向かうのがおススメです。樹齢150年のカツラの大木などがあり、自然のパワーを感じます。この原始林は大正10年に国の天然記念物に指定されています。
最後もマイナスイオンを浴びて心地よい疲れを癒してくれます。都心近くにこんな原生林があるのは北海道ならではです。最後まで徹頭徹尾、癒しの空間だった円山動物園。観光する皆さんでも、家族や友達、カップルで、タップリと楽しんでみてください!
正直、1日かけて回っても、すべてを把握しきれません。動物の種類は多いですし、敷地は広い。逆にその分見応えはあります。一旦、はまったらリピート必須です。旭山動物園と比較されると思いますが、緑が多く、ピクニック気分でまったりできるのが円山動物園の特徴だと思います。リラちゃんの可愛い姿もまだ見られます。動物好き女子やカメラ女子、家族、カップルに、癒しの空間を提供してくれることは間違いありません。