この記事を書いた人 トリッパー編集部
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グルメを思い切り堪能!羊ケ丘をディープに楽しもう
記事作成日: 2015-10-05
札幌観光の定番「羊ケ丘展望台」は観光客の皆さんもご存じかと思います。都会の中で、気軽に北海道の牧歌的な風景を楽しめますが、時期によってはいろいろとイベントがあり、グルメもおススメです。今回は景色はもちろん、幸運にもグルメをタップリ堪能できたので、改めて「羊ケ丘」の楽しみ方をご紹介させて頂きます!
札幌都心から約40分でいける景観地
札幌都心からは地下鉄東豊線で「福住駅」下車。そこからバスで約10分、札幌駅前から羊ケ丘行のバスも4月から11月まで運行していて約40分で到着します。入場料は税込520円。年間パスポートだと1000円と格安になりますよ!バスを降りた瞬間、北海道らしい広大な景色に感嘆の声を上げてしまいます!
お馴染みのクラーク博士像の後ろには牧草地や畑が広がり、札幌市街や石狩平野、札幌ドームが見渡せます。都心から近い場所でこのような景色をみられるのは、やはり北海道、そして札幌ならではでしょう。
クラーク博士は同じみ「少年よ大志を抱け!」の名言で有名な、札幌農学校(現北海道大学)の初代教頭であり、北海道開拓の父と言われ、羊ケ丘には1976年から展示されています。同じポーズで撮影する観光客がたくさんいましたよ!
羊がいる丘「羊ケ丘」今も羊が放牧
羊ケ丘地区は、戦前から農業試験場で最大2000頭の羊が放牧されていました。羊のいる丘だから「羊ケ丘」と名付けられたそうですが、単純ながら良い名前です。戦後には多くの観光客が訪れるようになりました。しかし、研究に支障をきたす恐れがあり、入場を制限する代わりに1959年に敷地の一部を利用し、展望台がオープンしました。もちろん、今も羊が放牧されていて、晴れた日の午前中に訪れれば放牧を見ることができますよ!
私が訪れた時は、羊さんが放牧地でのどかに草を食む可愛らしい姿を見せてくれました!羊は北海道民にとり「ジンギスカン」がソウルフードなので身近な存在ですが、広い平原で実際の姿を見られるのは貴重です。
あまり知られていませんが、レストランやお土産店がある建物の裏にも綺麗な芝生の庭があり、ラベンダー畑が広がっています。もちろん富良野ほどの規模はありませんが、羊ケ丘の隠れた見どころのひとつです。
ラベンダーの開花時期は6月中旬以降の約1か月ですが、その頃に訪れれば、一面が紫に染まった綺麗な景色も楽しめちゃいます。また7月にはラベンダーの刈り取り体験イベントもあるそうです。
景色だけじゃなく足湯もグルメも!
景色だけでも結構満足しちゃうのですが、羊ケ丘はそれだけじゃありません!
クラーク博士像の隣には足湯があります。
時期により、北海道各地の温泉郷のお湯を張って、歩き疲れた足と体を癒してくれます。9月の時点では北海道最北の豊富町の温泉湯が使われています。今回は外国人の観光客でいっぱいだったので、残念ながら入浴することができなかったのが心残りです。
グルメイベントでフルーツやスイーツを堪能
ですが、今回ラッキーだったのは、羊ケ丘レストハウス1階で羊ケ丘オータムフェスト「フルーツ・スイーツまんぷくフェア」が行われていたことです!今年が初めての開催とのことで、もちろん試してみました。
北海道産のフルーツや「奇跡のリンゴ」で有名な木村明則さん監修の有機栽培リンゴ、そしてスイーツやアイスクリームなどが1時間1500円(小人700円)で食べ放題というイベントです。もちろん女子は飛びつきますよね。シルバーウィークの9月19~23日のみのイベントだったので、超ラッキーでした!
まずは、求肥苺包み、リンゴシナモンケーキ、栗とバニラのムース、ミニシュークリーム、かぼちゃキャラメルケーキを頂きます。ぜーんぶ美味!一口サイズだからで色々な種類を食べれちゃうのがいいですよね!
スイーツに関しては大体15種類ほどありました。グルメ女子なら簡単に完食できるでしょう(笑)そして次は「奇跡のリンゴほか」フルーツなどを頂きます!フルーツも木村さんのリンゴ以外も、メロン、バナナ、キウイ、ミカン、フルーツポンチなど充実しています。
奇跡のリンゴ、美味し~!甘味と酸味のバランスが抜群で雑味がなく上品ながら力強い旨みが抜群です。こんなリンゴは食べた記憶はないぐらいです。しかし、本当のメーンはこれです。「メロンソフト」です!
これぞ、究極の北海道スイーツです。後志管内共和町産の新鮮なネットメロンを真っ二つにして、真ん中の果肉をくり抜いて、北海道の生乳を使ったソフトクリームをたっぷり入れちゃってます。豪快かつ贅沢かつ豪華!こんなスイーツ、北海道だからこそでしょう。
これだけで1500円の価値はあるはず。メロンもすごく甘くて、ソフトクリームも甘くて、果肉とソフトを混ぜて食べると、口の中は得も言われぬ桃源郷です!すべてがあまりに美味しすぎて、写真以上に食べちゃっていることは言うまでもありません。
「羊ケ丘」だから羊も食べないと!
さて、お腹も十分に満足なのですが、このイベントは季節限定、やはり通年のグルメも試さなければいけません。羊ケ丘なのだから「羊」を食べなければと思い、少しお腹を休ませた後、レストハウス2階のレストランで、「ジンギスカン」を食べることにしました。
100分間でラム肉食べ放題などのメニューもありましたが、さすがに、先ほどスイーツを詰め込んだばかり。頼んだのは特選ラム肉ジンギスカン定食(税込1980円)です!ラム肉180gに焼き野菜にご飯と味噌汁付です。野菜やお肉はスタッフさんが焼いてくれます。野菜の上にラム肉を乗せ、蒸し焼きにしていました。
ラム肉は少々の生焼けでも美味しく頂けるそうです。ミニ知識ですが、今でこそラムが食べられるようになりましたが、北海道でジンギスカンというと「マトン」でした。ラムは子羊の肉、マトンは成羊の肉です。マトンはラム肉と比較して安価で独特の臭みがありますが、道産子の家庭の味でした。機会があればマトンも食べてみて欲しいです。
特製のタレにつけた食べるラム肉は臭味も感じず美味しいです。先ほどスイーツを食べたばかりなのに、ご飯が進みます。ラム肉は脂肪を燃焼させるマグネシウムなどの成分が豊富で、ダイエットにも良いそうですよ。
最後はオーストラリア館でお土産を
お腹も大満足した後は、レストハウス隣のオーストラリア館へ。2階のお土産やはかなり充実しています。羊ケ丘限定商品など、とにかく種類が豊富です。何を買って良いのか迷ってしまかも。
笑ってしまったアイテムがこれです。
明らかに某スポーツメーカーのロゴをもじっていますね(笑)でも、このダジャレ、嫌いじゃないです。というか、北海道の観光地のお土産やアメニティーのネーミングはダジャレが多い気がするのは私だけでしょうか?
今回は景色、グルメ中心にお伝えしました。羊ケ丘展望台は昔からの定番で、ベタな印象があるかもしれません。ですが、景色やグルメ以外にも季節イベントも豊富で、やっぱり抑えておく場所だということがわかりました。8月にはウニ祭り、夏場の7、8月は野外でジンギスカンを楽しめます。ホームページなどで調べて訪れれば、より羊ケ丘を楽しめることと思いますよ!