この記事を書いた人 トリッパー編集部
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札幌の地酒を堪能!日本酒好き女子におススメ!千歳鶴酒ミュージアム
記事作成日: 2015-10-06
北海道観光旅行で皆さんが楽しみにしていることは何ですか?景色や景観、地元の人との交流もありますが、郷土料理、グルメもその中に入ると思います。そしてグルメや会話に彩りを加えるのがお酒ですよね。特に郷土の地酒などを楽しんでみたいという方も多いかと思います。そこで、今回は札幌の地酒などを楽しめる、千歳鶴酒ミュージアム(札幌市中央区南3東5)に行ってみました!
都心にある札幌唯一の日本酒蔵
最近は日本酒が静かなブームで、日本酒をカジュアルに呑む女子も増えてきていると思います。そんな私も日本酒が大好き!今の時代に合わせて、すごくフルーティーだったり、まるでワインのような味わいだったり(実際、ワイン酵母を使った日本酒もあるみたいです)、女子にも呑み易いお酒も増えています。北海道の日本酒は?といえば、知らない方もいるでしょうが、道内には13の清酒蔵があるのです。そして、大都会・札幌に唯一あるのが、地酒蔵で千歳鶴を醸す日本清酒(株)なのです。同社が運営するのが酒ミュージアムです。
地下鉄東西線大通駅から一駅のバスターミナル駅から徒歩約5分、大通公園からも歩いて15分の近場にあります。大通公園から歩くと道のりには、北海道の海産物が豊富に揃い、観光客などで賑わう二条市場があります。行き帰りに寄ってみるのも良いかもです。
酒ミュージアムの向かいには日本清酒の本社があり、昭和からの年季の入った仕込み蔵「丹頂蔵」があり、ここで毎年、銘酒が醸されています。昭和34年に建造され、現在もそのまま使われています。
地酒蔵とは思えない大きさを誇りますが、建築当時は日本最大級の仕込み蔵だったそうです。ちなみに、蔵の見学も可能ですが、10人以上の団体さんじゃなければ申し込めません。
試飲も持ち帰りもOKの「仕込み水」
さて、ミュージアムに入ってみましょう。ちなみに入場は無料です。入り口の自動ドアを開けると、日本酒を醸す命ともいえる仕込み水が出迎えてくれます!
蔵の傍を流れる豊平川を源流とする伏流水を地下150mから蔵に汲みあげています。もちろん試飲は自由です。そしてこの水が美味しい!いくつかの地酒蔵の仕込み水を飲んだこともありますが、大体が軟水でしたが、ここのお水はバランスの良い中硬水という印象です。湧水だけあって夏場でも冷たいそうです。この水が千歳鶴の仕込みに最適で、大都会での酒造りを可能にしているとか。
うれしいことに、この仕込み水は、持ち帰りすることもできるのです。ミュージアムの向かいに蛇口があり、見学者が優先的に汲むことができます。
もちろん市民にも開放されており、私が汲みに行ったときも、女性が大きなペットボトルを抱えて汲みにきていました!右が私のペットボトルです。冬は凍結するので、4月から10月一杯までとなっています。皆さん、ミュージアムにはペットボトル持参がベターです!館内に戻ります。館内はミュージアムというより、直売ショップという雰囲気ですね。
その中に、千歳鶴の昔の宣伝ポスターや、仕込みに使った昔の木桶、蔵の歴史がわかるパネルが掛けられています。千歳鶴の仕込みの工程がわかるビデオなども放映されています。
館内では千歳鶴のほぼすべての種類を購買しているほか、梅酒などのリキュール、「余市ワイン」、味噌、酒粕など使用の食品なども購入できます。
館内のすべての酒類が試飲できる!
そしてそして、日本酒やリキュールに関してはすべて試飲できちゃうのです!お酒好きには、これがメインと言っていいでしょう。
試飲コーナーでは4種類を試飲してしまいした。季節限定の「ひやおろし」は米の旨みがしっかりしていて、まろやかな印象。そしてミュージアム限定の純米吟醸は綺麗でバランスが取れて美味しい!そして、札幌国税局新酒鑑評会で金賞受賞の大吟醸はもうきれいな香りととろけるような旨みが最高でウットリしちゃいます!
最後はミュージアム限定という、純米吟醸生酒をいただきます。このお酒は北海道産の酒米「吟風」を使って醸された純米吟醸酒を、ミュージアムカウンターにあるサーバーに詰め、購入を希望した人にはスタッフさんが直に瓶詰してくれるのです。
これも、香りがさわやかで、甘味と柔らかさと透明感を感じ、スッキリして呑み易いです!これだけ試飲させてもらえれば、日本酒好きなら買わない訳にはいきません。
結局、この直詰めというプレミア感には勝てず、購入しちゃいました!
本当は、できればもっと多くのお酒を試飲したかったのですが、すでにほろ酔いで幸せ気分。昼間なのに出来上がってしまいそうで、さすがに自重しました(笑)
最後は酒粕ソフトクリームで満足!
ミュージアムにはカフェのような休憩所もあり、ここでケーキやアイスクリームなどの軽食を楽しむことができます。試飲した後、締めの「酒粕ソフトクリーム」を頂きました。
ミルキーな甘味と酒粕の麹由来の甘味と爽快感が相まって、不思議な感じ。でも美味しい!1度味わう価値はありますよ!
蔵直営の居酒屋もおススメ!
千歳鶴の今年の仕込みは11月から始まるそうです。12月には新酒が出てくるはずで、今から楽しみです。また、ミュージアムで試飲して、千歳鶴を気に入った方は、直営の居酒屋「割烹居酒屋 直営 千歳鶴」(札幌市中央区南5西3)がススキノにあります。千歳鶴と北海道料理で、幸せに浸って下さいね!