この記事を書いた人 根子 陵子
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オルゴールの音色が響く運河の街 小樽でレトロな旅を満喫!
記事作成日: 2015-10-08
広大な大地に観光スポットが点在する北海道。なかでも女性を中心に人気を呼んでいるのが北海道西海岸のほぼ中央、後志地方の東側に位置する「小樽市」。明治から大正に「北の玄関口」として栄え、その時代を象徴する運河や古い倉庫が今も残されているのがその理由のようですレトロな街並みを歩いていると、なにやらオルゴールのやさしい音色が&helpp;&helpp;。まるで映画のワンシーンのような風景が広がる、小樽の魅力をご紹介します。
小樽運河の歴史
小樽と聞いて真っ先に思い浮かぶのが「運河」という人も多いのではないでしょうか。そもそもなぜ、小樽は運河の街として知られるようになったのでしょう。時代は大正3年。当時、北の玄関口として栄えた小樽港には、大きな船が停泊し、さまざまな物資を荷揚げしていました。その物資を効率よく倉庫に運ぶため、街の中に運河を造ったことがはじまりとされています。「はしけ」と呼ばれた台船は、船と倉庫を行き来し、最盛期には400隻近いはしけが航行していたというのだから驚きです。昭和40年代に入ると、小樽港の埠頭岸壁整備が進み、運河は衰退。一部は埋め立てられたものの、文化遺産として整備され、市内随一の観光スポットとして現存しています。運河の周辺には散策路や幻想的な光を灯すガス灯などもあり、レンガ造りの倉庫とともに、ロマンチックなムードを漂わせています。
女子旅必見!ガラスとオルゴール、スイーツを堪能!
運河でロマンチックな雰囲気にひたった後は、オルゴールにガラス、スイーツと乙女心くすぐるスポット満載の「堺町通り」に出かけましょう!
繊細な輝きを放つガラス細工
小樽運河沿いの大通りから1本内側にある堺町通り。一歩足を踏み入れると、まるでタイムトリップしたかのような、歴史ある建物が並びます。この界隈には「大正硝子館本店」をはじめ、「おたる瑠璃工房運河店」、「小樽浪漫館」など、ガラスをモチーフにしたアクセサリーや雑貨などが点在。そのキラキラとした美しさに目を奪われることでしょう。小樽にガラス工芸が根付いたのは、明治から昭和初期にかけて豊漁だった時代のこと。ニシン漁に使うガラス製浮き玉の生産を行っていたことに由来します。今もガラスの浮き玉は小樽だけで作られており、以降、工芸家が小樽に移住し、意匠性のあるガラス工芸が次々に誕生したといいます。
世界最大級のコレクション!「小樽オルゴール堂」
大正時代の銀行を改装して使われている「オルゴール堂」も堺町通りの人気観光スポット。世界最大級の品数とヴィンテージオルゴールのコレクションを楽しむことができます。お土産や旅の思い出にぴったりな、オリジナルオルゴールも販売されているので、ぜひ立ち寄ってみましょう。
目移りしそうなラインナップ!これぞ小樽スイーツ激戦区?
レトロな街並みが続く堺町周辺には、おしゃれな雑貨店や、女子旅にかかせないカフェやスイーツショップが数多くあります。全国的に有名な「ルタオ」本店をはじめ、マルセイバターサンドでおなじみの六花亭など、北海道を代表するスイーツショップをハシゴすることができますよ。
北のウォール街をレトロ散策
堺町通りから歩くこと約15分。重厚かつ、レトロな建物群がみえてきます。そこはかつて、旧日本銀行や旧三井銀行などが点在する経済の中心地でした。いまでは通称「北のウォール街」と呼ばれ、ムードたっぷりな外観を前に、記念写真を撮る人も。旧日本銀行小樽支店内は、「金融資料館」として開放されており、当時の金庫や窓口などを見学することができます。
小樽グルメの代名詞「寿司」に舌鼓
小樽の街を歩いていると、「寿司」の看板が多いことに気がつきます。それもそのはず。昭和62年当時の小樽市は、人口17万人規模の地方都市ながら市内に130店舗以上の寿司屋が軒を連ねる日本有数の「寿司の街」として発展。以来、「小樽といったら寿司!」が、定着したといいます。せっかくですもの。ちょっと贅沢に寿司三昧の旅を楽しんでみてはいかが? 北海道の旬の味を思いっ切り味わいましょう!ノスタルジックな街並みや観光資源、グルメと、女子旅にかかせない要素がぎゅっとつまった小樽。ロマンチックな気分にひたりながら、運河の街を散策してみてはいかが?
参考: