この記事を書いた人 根子 陵子
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南十字星が見える島「波照間島」日本随一の美しいビーチで心のお洗濯
記事作成日: 2015-10-15
沖縄県の八重山諸島にある有人島として日本最南端の島「波照間島(はてるまじま)」。国内で南十字星を見ることができる数少ない島のひとつです。また、「日本一」と称される美しいビーチ「ニシ浜ビーチ」があることでも知られ、海と空が織りなす自然の造形美と、のんびりと流れる時間に心が洗われること間違いなし!そんな波照間島への旅に時計は不要。心のお洗濯にふさわしい癒しの旅へご案内します。
南十字星が見える島「波照間島」ってどんなところ?
波照間島を地図で確認をすると、沖縄本島よりはるか南、西表島より少し南にある小さな島です。有人島としては日本最南端に位置するこの島の名前は、「さい果てのウルマ(サンゴ礁)」に由来していると言われています。アクセス方法は、石垣島から高速フェリーに乗るのが一般的。約1時間の船旅を楽しんだ後、出迎えてくれるのは、まるで時間が止まったかのような静かな青い空と、目を奪われるほどの美しい海です。なかでもおすすめは、「日本一」ともいわれる美しいビーチ「ニシ浜ビーチ」です。「ハテルマブルー」とも呼ばれる青く澄んだ海は、天候によってコバルトブルー、エメラルドグリーンとさまざまな色に変化します。サラサラとした砂が埋め尽くすビーチから眺める夕日も圧巻! あまりの美しさに言葉を失うことでしょう。
信号や路線バスも一切なし!?これぞ沖縄の原風景!
波照間島を散策していると、都会ではあたりまえにある信号や路線バスがまったくないことに気がつきます。そこにあるのはさとうきび畑とどこまでも続く青い空と海、聞こえてくるのは波の音。ふと見ると、野生のヤギがのどかに草をはむ姿が。忘れかけていた古き良き風景を前に、初めて来たのにどこか懐かしい、不思議な感覚を覚えることでしょう。高層ビルはもちろんのこと、リゾートホテルもないため、宿泊は島内の民宿を利用することになります。島の人たちのくったくのない笑顔とやさしい人柄に触れることで、疲れた心がさらに癒されます。
おすすめ!波照間島での過ごし方 南十字星を見に行こう
日本最南端の波照間島からは、季節によって南十字星の一部を観測することができます。ネオンや街灯がほとんどないため、満天に輝く星空を眺めることができるのも島の魅力のひとつです。高い建物がない波照間島でひときわ目立っているのが「波照間島星空観測タワー」です。周辺には民家や街灯がないため、夜は満天の星空を眺めることができます。南十字星の一部が観測できるのは12月~6月とされていますが、時季によって観測できる時間はまちまち。観測に適した22~24時ころに見えるのが4月・5月の晴天の夜なので、南十字星を目当てに行くのなら、シーズンを合わせてお出かけを。また、観測タワーでは星空の下でガイドを受けながら天体観測を楽しむことができますよ。信号もバスも、おしゃれなリゾートホテルもない波照間島。それでいて不便さを感じさせないのは、何時間見ていても飽きることがない、美しい景色があるからではないでしょうか。持ち物は少しのお金と着替えと水着。スマートホンの電源を切り、時計も外したら準備OK。波照間島へ心のお洗濯に出かけてみませんか?