この記事を書いた人 トリッパー編集部
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ニセコは冬だけじゃない!秋はまるで絵本の中
記事作成日: 2015-10-29
豊かな自然に囲まれたニセコは、『パウダースノー』で世界から注目され、ここ数年は外国人スキー客が押し寄せる、国際色豊かな町へと姿を変えています。しかしながら、冬の前の秋もなにやらステキ!との噂が。その理由は…駅を出た瞬間に納得!なのでした。
町はハロウィン一色!カボチャの国
かわいらしい三角屋根のニセコ駅を出てびっくり!オレンジ色が目に飛び込んできました。ピントをグーっと合わせてよく見てみると、なんと全部カボチャではないですか!数えきれないほどのカボチャたちが、盛大に出迎えてくれました。
この時期は町のあちらこちらで、カボチャを見つけることができます。形、大きさ、模様、一個一個が個性的で、ひとつとしておんなじものがありません。バス停にもほら!これならバスを待つのも楽しそうです。お気に入りのカボチャを探して、町中お散歩してみたくなりますね。
道の駅『ニセコビュープラザ』にもカボチャがころころと転がっています。ボール遊びみたいに転がしたり、大きなものには腰掛けたり、子供たちは興奮気味。大人だって嬉しくなっちゃいますけどね。
『ニセコビュープラザ』では、特産物や採れたて新鮮野菜が売られているので大賑わい。特に秋は収穫物がたくさんで、カボチャはもちろん、じゃがいもや、お漬物用北海道名物巨大キャベツなども並んでいます。ちなみにこんな棚を見つけました。ここにもちっちゃいハロウィンあり。
美味しい空気を吸って、牧場で遊ぼう!
ニセコに来たらここに行かなきゃ、と大人気なのが『高橋牧場』。
山麓に広がる斜面一体が牧草地で、“いかにも北海道”な景色が見渡せます。思わず大きく深呼吸。撮影スポットには牧場的アイテムが配置してありますね。雄大な景色をバックにパチリ!
魅力は景色だけではありません!こちらの『ミルク工房』では、この牧場で朝搾りたてのフレッシュミルク100パーセント使用のスイーツがいただけるのです。甘いものは旅行でも必須ゆえ、ラインナップに胸躍らせて中へ。
どれもこれもミルク感たっぷりで美味しそう。ロールケーキは、先ほど見た牧草巻きを連想させて面白い、と思っていたら本当に『牧草ロール』のネーミング!思わず笑っちゃいました。並んでいるうちにどれにしようか、腹を決めねばなりません!うーん、迷う!
基本はテイクアウトで、お店の内外にある椅子やテーブルに座っていただくシステムのようです。結局、一番人気の『牧場のまんまるスフレ』も『飲むヨーグルト』も振り切り、大きな『シュークリーム』を選びました!!
緑の大地を眺めながら、新鮮なミルクたっぷりのカスタードクリームを堪能。直径10cmはあるでしょうか。固めのシューの食感がアクセントの、甘さ控えめで素朴なお味でした。
牧場といえば、ロープーウェイ乗場のそばで、こんなアートなイベントも開催中でした。『 COW parade NISEKO 』といって、世界各国で開かれているものらしいです。牛のオブジェに思い思いの絵を描き、最終的にはそれをチャリテーオークションにかけるのです
。
今までニセコの町中に置かれていた牛たちが、最終日が近づきここに集められていました。一度にたくさん見ることができて、ラッキーです。お花をつけた牛や、夢を見ているような牛。みんなすごくかわいいけれど、このコが一番気に入りました!どこかでまた会えるかな。
ボリューム満点のサンドイッチでお腹いっぱい
こちらもニセコで人気のスポット。“泉郷(いずみきょう)”という地区にある『おやつとサンドイッチの店 グラウビュンデン』です。店名どおり、スイスを思わせる外観にメルヘン気分が盛り上がります。
ニセコに滞在している外国人も御用達のお店だそうで、この日も店内は多国籍ムード。休日にはかなり混み合うので、少し待つ覚悟で行きましょう。
サンドイッチは通常のイメージとはちょっと違い、かなりの迫力!まず最初にパンを選びます。フランスパン、ソフトフランスパン、ライ麦パン、ベーグルと種類もたくさん!次は中身を決めていきます。またしても迷ったあげく、オーソドックスな『グラウビュンデンサンド』を選びました。存在感のあるベーコンの厚さと塩加減が絶妙で、付け合せのマッシュポテトが、オイリー感をほどよく中和させてくれます。完食したらお腹いっぱい!
ウインタースポーツのメッカという印象が強いニセコでしたが、ハロウィンの近づくこの時期は、町中がカラフルでとってもかわいい!まるで絵本の中を歩いているようでした。空気は澄んで気持ちがいいし、食べ物もおいしくて大満足。のんびりお散歩をしながら“メルヘンスポット”を探してみてはいかがでしょうか。