この記事を書いた人 トリッパー編集部
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日本三名園、兼六園でココロに贅沢させましょう♪
記事作成日: 2015-11-02
みなさん、金沢にある兼六園をご存知ですか?岡山市の後楽園、水戸市の偕楽園とあわせて「日本三名園」と呼ばれている日本庭園のひとつです。ちょっと渋いイメージだから、知ってはいるけれど行ったことがない…なんてことはありませんか?今回はそんな兼六園に、お散歩も兼ねて行ってみました!
兼六園とは?
加賀百万石と称される前田家の本拠地として築城された金沢城ですが、もともと兼六園はその金沢城に属したお庭だったそう。加賀歴代藩主の手により、長い年月をかけて現在の「廻遊式(かいゆうしき)」の庭園になっていったそうです。
※廻遊式とは
土地の広さを最大に活かして、庭の中に大きな池や築山を築き、御亭(おちん)や茶屋を点在させ、それらに立ち寄りながら全体を遊覧できる庭園のこと
兼六園に着いたらまずはチケットを!
兼六園付近の有料駐車場「兼六駐車場」に駐車して、3分くらい歩くとチケット売り場があります。ここに着くまでにゆるい坂があるのですが、お土産屋さんも並んでいました。
和柄の可愛いがま口など、金沢ならではの和小物が勢揃い!どれも素敵で迷ってしまいます。兼六園は入り口が何ヶ所かありますが、チケット売り場はこの桂坂口だけ。平日にもかかわらず人が多く、外国からの旅行客もかなり見かけます。チケット売り場の向かいには国指定の重要文化財「重文石川門」が見えるので、ここは撮影スポットにもなっていました。
白壁と整然とした石垣のコントラストがとても美しく、まさに加賀百万石の風格を実感!
さっそく園内へ
さて、チケット(大人310円)も買ったことだし、散策してみよう♩
入ってみるとすぐに大きな木が!兼六園をずっと見守ってきたのかな?
園内は紅葉している木もたくさんあって、秋色を感じます。
庭師の方たちが毎日のように手入れをしているので、お庭は本当に綺麗に保たれています。そのおかげもあって、気持ちよくお庭を眺めながらお散歩できました。
早朝から開園しているので、近くに住んでいたら毎朝でもお散歩しに来たいと思える景色ばかりでした。そして、テレビなどでもよく映る徽軫灯籠(ことじとうろう)。兼六園を代表する景観です。灯籠のすぐ近くには眺望台があり、金沢の町や日本海も見渡せます。
園内は砂や砂利敷きが多く、スニーカーで行って正解でした。ちなみに、金沢駅などで着物をレンタルできるサービスがあるので、たまに着物姿でお散歩している方も見かけます。和のお庭と着物は相性抜群で、何度でも景色をバックに写真を撮りたくなってしまいそうですね♪
ちょっと疲れたらひとやすみ
歩き回ってちょっと疲れたので、ここでひとやすみ。廻遊式の醍醐味、茶屋「時雨亭」に立ち寄ってみることに。お茶室がとっても広々として思わず寝転びたくなってしまいます。煎茶と和菓子のセット(310円)かお抹茶とオリジナル生菓子のセット(720円)のどちらかを選べたので、お抹茶のセットを頼んでみました。
少し苦めのお抹茶との相性は抜群で、ホッとできるひととき。飲み終わった後は、この時雨亭の見どころでもあるお庭を時間も忘れてただただ眺めていました。
外周もすてきな散歩道!
ひととおり園内を散策したので真弓坂から出て外周を少し歩いてみました。外周にもお土産屋さんや甘味処、食事処もあり、疲れた時はお城を眺めながらひとやすみすることができます。
先ほど時雨亭で和菓子をいただいたのに、金沢名物のあんころが5つで300円だったのでついつい買ってしまいました(笑) お餅をこしあんで包んであるのですが、一口サイズで食べやすい甘さです。金沢にはいろんな「あんころ」があるみたいですが、白山市にある「圓八」というお店が有名らしいです☆
「大人」のイメージがあった兼六園でしたが、行ってみるとすご~くキレイなお庭で心が浄化されるような気分でした。
個人的にはパワースポットに認定したいです(笑) 今度は白銀の兼六園にも行ってみたいと思います!金沢駅からは周遊バスや市内バスでも15分くらいとアクセスも抜群なので、レンタカーを借りる必要もなく気軽に来られる場所ですよ♪
スポット情報
兼六園(けんろくえん)
石川県金沢城・兼六園管理事務所
〒920-0937 石川県金沢市丸の内1番1号
アクセス:路線バス「兼六園下」「広坂」「出羽町」下車。
TEL:076-234-3800
公式サイト http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/index.html