この記事を書いた人 トリッパー編集部
記事作成日:
ひたすら北海道を満喫できる岩見沢のcafe ブルー・ブロッサム・カフェ
記事作成日: 2015-07-24
ちょっと古めの民家をリノベーションしたお洒落なcafe『ブルーブロッサム』は、一見すると玄関前に手入れをした庭木が並ぶ老朽住宅のような感じがします。田舎にぽつんと建つイメージはのどかな北海道らしさを味わうことができます。
岩見沢市ってどんなところ
ブルーブロッサムは、札幌テレビ塔からスタートすると、国道12号で旭川方面に向かうと現れる北海道の行政区「空知振興局」の庁舎が置かれているところです。車を利用すると40kmの距離にあるので、ゆっくり走って1時間程度で到着します。
JRを使えば札幌駅から岩見沢駅まで約40分間、あとはタクシーで移動することになります。ちなみに北海道ではJRの電車は今でも「汽車」と呼ばれていますが、蒸気機関車の名残なのかもしれません。駅舎の横がバスターミナルなので、路線バスを使うのであれば岩見沢イオン行きで「7条西9丁目」で降りると徒歩2分です。
お店の近郊は農村地帯で100年程前に内地からの開拓者が鬱蒼とした原始林を切り開いた場所です。その頃の北海道は外地だったため、いまも年配者は「本州を内地」と呼びます。石狩地区の札幌とはわずか40kmの距離しかない岩見沢ですが、空知地区は豪雪地帯として知られています。とても冬季に運転していくことは難しいので、降雪前までに行くことをおすすめします。
ニュージーランド料理に違和感がないのは北海道の特性
cafeの人気メニューはニュージーランド料理です。ガチガチの料理ではなくニュージーランドテイストといった感じなので、気軽に楽しみながらお腹いっぱいの食事をすることができます。
ニュージーランドではラム肉やシカ肉、または豚肉が代表的な材料で、北海道ではジンギスカンや豚丼のメイン食材として、美味しいものが豊富にあって手に入りやすいので、一味違ったテイストは楽しめると思います。
ランチメニューはちょっとボリュームがあるので、お腹を減らしていくとよいかもしれません。
cafe周辺でひたすら北海道を満喫
最近では高速道路を利用することが多く、国道12号ののんびりドライブ旅行は少なくなってきました。目的地の到着時間が決まっているのであれば高速道路は便利ですが、広い北海道を実感できる国道12号の旅はぜひ目に焼き付けてほしいところです。
黄金色に光る小麦畑は北海道を代表するブランド「ハルユタカ」です。たわわに実り頭(こうべ)を垂らす稲穂、あとは畑が地平線まで延びています。なにもないところが魅力、都会の喧騒を忘れさせてくれる映画のワンシーンのような場面に息をのむこと間違いなしです。
お帰りは来た道や高速道路もありますが、岩見沢から当別を通り石狩湾まで進むと、そこは望来(もうらい)です。太陽が水平線の向こうに溶けるように沈んでいく様は、広い北海道を実感できると思います。