晩秋の大沼公園、癒される大自然とグルメを満喫

晩秋の大沼公園、癒される大自然とグルメを満喫

記事作成日: 2015-12-01

晩秋の大沼公園、癒される大自然とグルメを満喫

函館からほど近い七飯町に位置する大沼国定公園は北海道らしい雄大さと、日本庭園のような格式のある風景を味わえる、北海道でも有名な景観地です。その大沼公園の楽しみ方、グルメなどを紹介します!

3つの湖と駒ケ岳のロケーションが絶妙

函館からは車で50分ほどにある大沼公園は、北海道の名峰のひとつ、駒ケ岳(1131m)を背景に、大沼、小沼、じゅんさい沼の3つの湖沼で構成されています。

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大沼から望む駒ケ岳は非常にポピュラーです。この日はあいにくの曇り空で、駒ケ岳の頂上はわずかに雲に隠れてしまい、終日、顔を出すことはありませんでした。晴れた日は本当にため息が漏れる景色ですので、悔やまれます。

山川牧場の牛乳とソフトクリームは絶品

大沼に行く前に、山川牧場自然牛乳のミルクプラントに寄ってみてください。大沼周辺は酪農が盛んで、山川牧場はその代表的な存在です。

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ここの、山川牧場特濃牛乳(100円)は全道的な人気があります。

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濃醇かつ爽やかな味わいは、北海道ならでは。そして早朝の搾乳から3時間以内に製造されたソフトクリーム(バニラ300円)をぜひとも味わってもらいたいです。

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冬期(11月~)はバニラ味のみの販売です。フレッシュでコク、甘味のバランスが絶妙でミルキーなのに後味はスッキリです。プラントの傍には牛舎があり、見学できます。搾乳牛舎のそばには子牛の小屋があり、生後1,2週間の赤ちゃんとの出会いも!

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あまりの可愛さにキュンとなっちゃいます。興味深そうにカメラを眺める仕草もまたキュート。訪問した日に生まれて、まだ羊膜から出たばかりの子牛もいました。生命の偉大さを感じますね。

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もうひとつ大沼公園の名物を紹介します。JR大沼公園駅からすぐの場所に大沼だんごの「沼の家」があります。明治38年創業で、ひと口大の食べやすさと、シンプルで飽きのこない味わいの和スイーツ。餡&正油味、胡麻&正油味の2種類を販売しています。

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特に胡麻味はこの沼の家のみで購入できる希少品。香ばしい胡麻の香りが食欲をそそります。甘すぎず胡麻の風味が効いていて、いくらでも食べられます。

小島を巡る徒歩散策をしてみよう

大沼公園を楽しむのは、沼内の小島を徒歩で巡るのが最もリーズナブルです。この徒歩散策の入り口は、ワカサギ漁の船着き場になっています。

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ちょうど、漁を終えた船が、ワカサギを舟揚げしていました。箱3ケースにワカサギがギッシリと詰まっています。

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まだ、ピチピチ跳ねている姿を見ると、新鮮なうちに南蛮漬けにして、お酒をキュッと飲みたくなります。大沼の徒歩散策はいくつかコースがありますが、最も距離が長い「島巡りの径」がオススメです。50分ほどで、湖畔に浮かぶ大小さまざまな島を渡ります。また島には多数の橋を越えて渡ります。この石橋が、どれも非常に趣があり、大自然の雄大さの中に、日本的な落ち着きも感じるアクセントになっています。

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こちらは浮島にかかる浮島橋です。いくつかの島からは駒ケ岳を望む、撮影のビュースポットがあります。場所が違うと、少しずつ違った景色が見られて面白いですよ。

散策後は湖畔のカフェでひと休み

大沼公園にはいくつかお洒落なカフェもあります。今回の徒歩散策の入り口には、カフェレストラン「ターブル・ドゥ・リバージュ」があります。

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店内は天井が高く木目調の開放感あふれる雰囲気。

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私が頼んだのはリバージュランチA(1650円)で、3種類の中から大沼牛ローストビーフを選びました。スープ、サラダ、パン、コーヒー付なので、ボリュームはタップリ。

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大沼牛は、ジューシーで上品な味わい。またスイーツも充実しており、七飯町産リンゴを使用したアップルパイ(バニラアイス付)が人気です。雰囲気、味とも女子も満足すること間違いなしです。

野鳥観察や日暮山からの展望もおすすめ。

お腹が満足した後は、「白鳥台セバット」へ足を運びます。

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セバットとは地元の方言で「狭い場所」という意味で、大沼と小沼の接点にある場所です。オオハクチョウなどの渡り鳥が11月頃から越冬に集まるのですが、今回はマガモやカルガモがポツポツという感じ。しかし、冬場は野鳥観察のメッカとして要注目です。最後は穴場を紹介します。駒ケ岳、大沼公園を一望できる日暮山展望台。じゅんさい沼と小沼の間にある303mの小さな山です。

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大沼公園からは車で約10分ですが、山道は細く、砂利道なので慎重に運転します。それでも見る価値のある景色なんです。大沼、小沼、そして駒ケ岳を見下ろせるのはここだけ。晴れていればもっと見栄えするので、それだけが返す返すも残念でした。

今回紹介した以外にも、公園周遊は遊覧船やボートなどもあります。夏場は貸自転車でのサイクリングも良いでしょう。スノーモービル体験など、冬ならではのイベントも楽しめます。雪の大沼公園も本当に感動的な景観です。夏、冬ともに大自然が満喫できる、大沼公園。北海道旅行の際にはぜひ、訪れてみてくださいね。

スポット情報

大沼国定公園

北海道亀田郡七飯町大沼町145

アクセス:JR大沼公園駅下車

有限会社 山川牧場自然牛乳

住所:北海道亀田郡七飯町字大沼町628

営業時間:5~10月8:00~17:00、 11~4月8:00~16:00

1月29日に閉店。3月上旬にリニューアルオープン

アクセス:JR大沼駅から徒歩10分

TEL:0138‐67‐2114

URL:http://www8.ncv.ne.jp/~y-milk/

元祖大沼だんご「沼の家」

住所:北海道亀田郡七飯町字大沼町145

営業時間:8:00~18:00(売切れ次第終了)

アクセス:JR大沼公園から徒歩すぐ

TEL:0138‐67‐2104

ターブル・ドゥ・リバージュ

住所:北海道亀田郡七飯町朝大沼町141

TEL 0138-67-3003

席数 60席

営業時間 11:00~19:00

定休日 火曜

URL:http://www.gengoro.jp/rivage.html

日暮山(ひぐらしやま)展望台

アクセス:車で国道5号線の西大沼交差点より道道大沼公園鹿部線を進むと右手に登山口の看板がある。駐車場あり。

 

トリッパー編集部

この記事を書いた人 トリッパー編集部

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トリッパーを運営する株式会社トラベルマルシェのスタッフです。国内の北海道から沖縄までの旅行情報を発信し、皆様に楽しくなる旅行情報をお届けします。

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