この記事を書いた人 ヒサシ
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マイカーでスノボに行くなら知っておきたいETC割引の話
記事作成日: 2015-12-07
スノボーに行くための交通手段はバス・電車・自動車など、いろいろなものがあります。
どの方法にもメリット・デメリットがありますが、自動車を使う場合は、3人や4人で乗っても1台分の交通費しかかからないというのがうれしいですよね。
この自動車を利用した場合の交通費は「ガソリン代」+「高速道路の利用料」となるわけですが、このうちガソリン代に関してはあまり節約できる部分がありません。せいぜい、他よりすこし安いガソリンスタンドを探すぐらいです。
しかし、高速道路の利用料に関しては、確実に大きく減らす方法があります。
それはETCの割引を利用することです。
日本でETCが使われ始めたのは2000年代の初め頃で、その後2009年には全国でのETC利用率が80%を超え、2012年には90%以上となっています。
おそらく、みなさんのマイカーでもETCが利用できることでしょう。
このETCのメリットの一つは、料金所でのわずらわしい手間が無くなることですが、もう一つのメリットはいくつもの割引が用意されている、ということです。
割引には長距離トラックなどを想定したものも多いのですが、個人でも便利に使えるものもあります。
その一つが「地方部区間の割引」です。
東京・大阪近郊以外の区間を走った場合にETCを利用すると、条件次第で一定の割引が受けられます。
種類としては「平日朝夕割引」「休日割引」の2種類がありますが、このうち平日朝夕割引は頻繁に利用する場合だけが対象となります。基本的には仕事などで高速道路を利用する機会の多い方のためのものですから、今回はこれに関する説明は省きます。
重要なのは休日割引で、これは「土日と祝日に最大30%の割引が適用される」というものです。
また、ETCの割引には、全区間で曜日を問わず利用できる「深夜割引」もあります。
これは「午前0時から4時までは料金が30%割引になる」というものですが、この深夜割引と休日割引が二重にかかることはありません。
たとえ休日の0時から4時まで走っても、よりメリットが大きい割引しか適用されませんから、出発前に試算をする際はこの点に注意してください。
では、「都内から石打丸山スキー場に行く」場合の交通費を実際に計算してみましょう。
東京から石打丸山スキー場に向かうルートでの、このスキー場の最寄りのICは湯沢ICです。
練馬ICから関越自動車道で湯沢ICに向かう場合、ETCを利用しなければ4,720円ですが、ETCを利用すると「関越特別区間(水上~湯沢)の割引」が適用され、4,340円になります。
この時点でも400円ほどお得ではありますが、もし休日割引の対象となる土・日・祝日に利用すれば、3,380円になります。
平日(ETC)との差は1,000円ほどですが、これは片道ですから、たとえば土曜に出て日曜に帰れば、往復で2,000円近く安くなります。
もう一つ、「都内から白馬五竜&Hakuba47に行く」場合についても確かめてみましょう。
この場合は、二つのルートが考えられます。
まずは、練馬ICから関越自動車道に入り、上信越自動車道の長野ICで降りるルートです。
このルートでは平日の場合はETC・非ETC共に5,060円となります。これは特別区間割引が無いためです。
休日割引が適用された場合は、3,870円となり、片道の差額は約1,200円です。
もう一つの中央自動車道から長野自動車道の安曇野ICに向かうルートでは、調布IC(または高井戸IC)からの平日の料金は5,220円です。
こちらは休日割引が適用されれば3,840円となり、片道で1,400円ほどの差が出ます。
往復では3,000円近く変わってきますから、なかなか大きいのではないでしょうか。
交通費を節約したいなら、行きや帰りにこの休日割引が適用されるように日程を調整してみると良いかもしれません。
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