この記事を書いた人 トリッパー編集部
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冬はもっとロマンチック! 小樽のイルミネーションにうっとり
記事更新日: 2016-02-02
冬の北海道は寒い季節を楽しく乗り切るため、さまざまなイベントが企画されています。『小樽ゆき物語』もそのひとつ。北海道の中でも上位にくる人気の催しです。旅行者で賑わう「小樽運河」もイルミネーションに彩られ、「青い運河」へ変身するとか。灯りが照らし出す幻想的な景色を見に、小樽を訪れました!
小樽駅では、かわいい硝子たちがお出迎え
駅に降り立つと、改札の正面では恒例となった『ガラスアートギャラリー』が開催中。最初の『小樽ゆき物語』ポイントです。駅中なので、行きでも帰りでも電車待ちの時間を利用して気軽に鑑賞できます。
小樽に数ある硝子工房から選ばれた、匠の技が並んでいます。硝子の儚げなイメージが雪の季節にとても似合っていて、ロマンチックポイント高し!です。芸術的なものから、ラブリー系まで、お好みを見つけてカメラに収めるのもいいですね。
かわいい! と思わず顔をケースにくっつけて見入ってしまった作品。お正月とクリスマスが一緒に来たような、幸せいっぱいのファミリーの様子が硝子で表現されています。どれを見ても繊細に、細かく作られていてため息が出そう。窓にかかっているお正月飾りを発見して、嬉しくなりました〜♪
硝子の世界を楽しみつつ、ふと上を見上げると、たくさんのランプが! よく見てみると、駅舎内の窓という窓にびっしりとかかっています。さすが硝子の街の玄関口。なんと素敵な演出! こんな粋な出迎えを受け、これからの観光の期待もいっそう高まります。
運河プラザにはこんな驚きが!
運河付近にある『小樽運河プラザ』は石造りの歴史的建造物です。小樽の情報発信基地でもあり、カフェスペースや物産売り場が併設されているので、ここで暖を取りながら、旅行者が一息つくにはもってこいの場所です。正面広場には『浮き球ツリー』が登場し、行き交う人の目を楽しませる、絶好の撮影スポットにもなっています。
かわいいツリーは、近づいてみるとなんと漁業用の浮き球が使われていました。浮き球作りから始まった、硝子工芸が盛んな小樽に相応しい浮き球ツリーは、他にはない楽しいアイディアですね。影絵のようなガス灯とのコラボレーションも、素敵です。
小樽運河プラザの中に入ってみると、圧巻のオブシェ『ワイングラスタワー』がお目見え!約2千個のワイングラスでできていて、青や赤、緑と6色に変化していきます。歴史を感じる建物の雰囲気にマッチして、ムード満点です。
これが究極のイルミネーション!
ロングランで開催されるイベント「ゆき物語」のメインはなんといっても、小樽のシンボルでもある“小樽運河”のイルミネーションと言っていいでしょう!一番の絶景ポイント“浅草橋”に立った旅行者からは「すごい!」と歓声があがり、さかんにシャッターを切って記念撮影をしていました。小樽への旅に、この場所は絶対にハズせませんよ!
水面には古い倉庫と、青い光が映り込んで神秘的。どこか外国に来たような気分にさせてくれます。電飾を付けゆっくり進むクルージング船の姿に、さらにロマンチック度もUP!異空間に迷い込んだような雰囲気に浸れます。
たくさんのLED電球で彩られた運河は、冬の季節にしか見られない姿を、私たちに見せてくれました。今年は暖冬とのことで、一度溶けてしまった雪は12月というのに道の端に残るだけ。雪とイルミネーションのコラボは見ることができず残念でしたが、寒さが厳しくない分、足下も凍らず服装の心配もなし。旅行者にとっては、一番の悩みポイントが解消できてありがたかったです。
大都会の賑やかなクリスマスのイルミネーションに比べ、小樽はおだやかな光に包まれている、静かで幻想的な世界でした。異国情緒いっぱいの街並みや青い運河を散策していると、きっと日常を忘れ心豊かな時間に浸ることができるはずです。北海道旅行というと夏をイメージしがちですが、凛と張り詰めた空気の中では何もかもが美しく、冬の旅も大満足となるでしょう。
「小樽運河プラザ」
小樽市色内2-1-20
小樽駅から674m(徒歩8分)
0134-33-1661
入場無料
定休日:1月1日