この記事を書いた人 トリッパー編集部
記事更新日:
「函館ひかりの屋台 大門横丁」で北海道グルメを満喫!
記事更新日: 2016-02-16
函館旅行といえば、北の新鮮な海産物などのグルメも楽しみのひとつ。北海道の南の玄関口・JR函館駅そばにある屋台村「函館ひかりの屋台 大門横丁」なら、ラーメンからお刺身まで、望むものにきっと出会えるはずです。函館山やベイエリアなど観光地からも近いので、観光のあとは屋台でお腹もきっと大満足!
函館駅からすぐ!北日本最大級の屋台村
JR函館駅前に広がる商店街「大門」は、昭和中期までは函館最大の繁華街でした。北洋漁業の衰退とともに、夜の主役は五稜郭公園付近の本町界隈に移り、いまでは人影もまばらに。しかし、近年の函館駅改装や新規ビジネスホテルの進出により、新たな流れが起きてつつあります。今回ご紹介する「大門横丁」も大門の活性化のため2005年10月にオープンしました。函館駅からは駅前通りを歩いて約5分。中小路の高砂通りと大門仲通りの間に「大門横丁」があります。ベイエリアからも市電ですぐなので、西部地区観光後に訪れるのもお勧めです。
決して大きいとはいえない規模ですが、北日本の屋台村では最大級なのだそう。26店舗もあり、メニュー、内容は多士済々。何か食べたいものがあれば、この横丁が大抵のものは叶えてくれるはずです。
旅行でこられた方にはやはり、旬の函館、北海道グルメを味わってほしいものです。
黄金色のスープの函館塩ラーメン
北海道グルメといえばラーメンも代表的です。函館といえば塩ラーメンが有名ですが、もちろんこの横丁にもありますよ。
「函館ラーメン 龍鳳」さんは昼も営業されているので入ってみました。いただいたのはやっぱり塩の「黄金塩ラーメン」(750円)。函館ラーメンの神髄はスッキリ透き通ったスープにあります。
どんぶりも透けて見え、文字通り黄金色に輝いています。適度な塩味とコクがありながら、あっさりとしていてスルスルと胃袋に入っていきます。
麺も、適度な縮れ具合であっさりスープと好相性です。札幌の味噌や旭川の魚介系とは一線を画した味わいです。好みはありますが女性にもお勧めですし、お酒を飲んだ後にも最適でしょう。
北海道でもここだけ?タコ唐揚げが絶品
ここからは本番の夜です。夜のお店は函館の知人にセレクトしてもらったので、間違いないはずです。まず入ってみたのが「おでんと一品料理 かねなか」。
北海道産の素材を使ったおでんが自慢のお店ということで、おでんを盛り合わせていただきました。
おでんは一品100円から提供しています。カツオ出汁のつゆがしみ込んだ大根は滋味あふれる味わい。そして、ここでぜひ味わってほしいのが「タコ唐揚げ」(500円)です。
普通のタコ唐揚げは、輸入物の冷凍ダコを使用しますが、こちらは、函館近海の水ダコを使います。タコといえば北海道は水ダコで、本州の真ダコよりも大型でクニュクニュした食感が特徴です。水ダコの唐揚げはさすがに滅多にお目に掛かれません。その弾力ある食感と塩味だけのシンプルながら奥深い味わいは、ここだけのものでしょう。ちなみにマスターは実は洋食出身で、洋食メニューも充実。和食屋さんでまさかのビーフシチューもお勧めですよ!
今や高級魚?ホッケ天ぷらが安くて美味
次に訪れたのは「ひとくち天ぷら 柏や」です。地元の素材から定番ものまで、200円からというリーズナブルなお値段で天ぷらを提供しています。
店内も黒を基調としたムードで女性も入りやすいですよ。実際、女性だけのお客さんもいました。また、チャージやお通し料金がないのも地味にうれしい。こちらはまず、天ぷらをお任せで盛り合わせていただきました。
左から、真フグ、エビ、とうきび、ししとう、キスなど盛りだくさん。カラッと揚げられていて、やっぱり天ぷらは出来立てが美味しいと実感します。そして、単品でホッケの天ぷらも頼みました。
ホッケの天ぷらはさすがに北海道くらいだと思いセレクト。加えてここ数年、ホッケがあまり獲れなくて、北海道でも高級魚と化しています。大型の開きなど軽く1000円を超えてしまいます。ですので、ここで天ぷらを400円で食べられたのはリーズナブル、のひと言です。新鮮なものは、お刺身でも提供されますよ。
衝撃の安さ!アワビ刺身に舌鼓
最後に訪れたのは、「北の台所 ヤマタイチ」さん。旬の海鮮もの、自然薯、ジャガイモなどが美味しいお店です。
やっぱり函館に来たら旬の海鮮は外せません!函館のソウルフードはイカですが、残念ながら活イカは品切れでした。しかし、活アワビのお刺身がなんと680円!何はなくとも注文します。
信じられない安さです!女将さんに聞いてみると、かなり小ぶりなものだったのでお安く提供できたとか。普通の大きさだと原価も高く、この倍の値段はするそうです。ラッキーでした。味わいも小さくともコリコリでミルキーな、エゾアワビの王道を行くものでした。ほかには黒ソイ刺身も旬のもの。
その姿は黒いメバルみたいな感じだとか。ソイの中でも黒ソイは最高級です。白身魚の上品さとかすかな青臭みが日本酒には最適だと思います。そして、やはり押さえてほしいのは「函館定番じゃが芋セット(塩辛、バター付き)」(380円)です。
文字通り、じゃがバターに自家製イカ塩辛をのせて食べる「ザ・函館メニュー」です。全国的にも知られるようになりましたが、やはり、地元で食べるものは鮮度も質も違います。「ヤマタイチ」さんでは、じゃがいもは「とうや」を使用。なめらかで栗のような舌触りと甘みがあります。それにバターと塩辛が絶妙なコラボレーションを奏でます。こちらはビールやハイボールに最高です!ご紹介したお店は、お値段もかなり良心的。今回は、北海道のグルメが中心でしたが、ほかにもカニ、ジンギスカン、焼き鳥、韓国料理、串カツなどお店は多種多彩で、女子向けのアジアンキッチンやバーもあります。お客さんの半分は地元民なので、交流という意味でも最適です。1軒だけでもはしご酒でも、自分のスタイルで楽しんでくださいね。
スポット情報
函館ひかりの屋台 大門横丁
住所:北海道函館市松風町7
http://www.hakodate-yatai.com/
新函館らーめん龍鳳
TEL:090-8372-8495
営業時間:10:30〜0:00
定休日:無休
おでんと一品料理 かねなか
TEL:080-6095-7069
営業時間:17:00~0:00
定休日:水曜
ひとくち天ぷら 柏や
TEL:0138-23-3900
営業時間:18:00~0:00
定休日:月曜
北の台所 ヤマタイチ
TEL:0138-22-5556
営業時間:17:00~0:00頃
定休日:第1、第3月曜