この記事を書いた人 トリッパー編集部
記事作成日:
隠れ家的cafe「タムラ倉庫」は本気で探さないと見つからない
記事作成日: 2015-07-24
知る人ぞ知るお店、だけど知らない人は目の前に立っていてもカフェであることさえ気がつかないかもしれません。倉庫をリノベーションした隠れ家的な店内は、遊び心満点のインテリアとグッズであふれ返り、長く居ても疲れない気楽な空間が楽しめるはずです。
レトロな演出に不思議な感覚が楽しめる店
まるっきり外観は倉庫そのものですが、内装は倉庫の良さを残しながらも、遊び心をもった広々とした店内で、ゆったりとした時間を過ごすことができます。もともとが倉庫でしたからお店には窓がありません。外から入るとその暗さに慣れるまでしばらく時間がかかります。
古本屋さんでもできそうな古い雑誌やマンガが一杯ありますので、まずは選ぶフリをしながら目を馴染ませます。左側のカウンターの奥が厨房でスタッフはその周辺か奥にいますので、雑誌を抱えてちょっと奥の席までいくと落ち着きます。
壁に貼られたポスターや看板はレトロ感のあるもので、壁や2階にあがる階段にはむかし子供たちが遊んだであろう三輪車やジョウロなどが雑然と置かれています。全体的にウッディなインテリアですが、ビンテージというよりも倉庫のなかにいるような、ちょっと不思議な感覚になれると思います。
注文するときはお気をつけあそばせ…
リーズナブルな価格を侮ることなかれ。カフェにしてはお手頃のフーズですが、ワンプレートタイプのお料理は、筋骨隆々の男性が「食後のデザートはいらない」と言える量ですから、もし小食(普通ぐらい)なら「すこし少なめで」とオーダーした方が、食後のデザートを楽しめると思います。
どちらにしても異変は感じるはずです。メニューは方眼紙が一冊、見たことのないビッグサイズの水グラス、パスタやピザを注文すると大きな水グラスよりもはるかに大きなタバスコの瓶。もしかして…「大盛り系のお店なのでは」と心配するかもしれませんが、店内は女性ばかりが来店してきますので、きっと安心することだと思います。
ただし小さなお子様を連れたファミリーなども利用していることがありますので、賑やかの声が苦手の方はランチタイムをはずすと良いかもしれません。ちなみに料理の腕前はなかなかのもの、本格レストランに引けをとらない美味しい味を堪能できます。
隠れ家的ってことは探さなきゃ見つからないってこと
お店の場所がちょっと難しいと言うか、地元の人でも分からないかもしれないので、レンターのカーナビ設定は必須です。駐車場は公園を挟んで向かい側ですが、ちょっと分かりにくいので、お店の入口の案内を確認して指定の場所に停めましょう。
もしJRを利用するなら札幌から2つ目の白石駅で降車、そこから路線バスでもいけますが、駅南側からタクシーに乗って「白石郵便局まで」と伝えると、あっという間に到着です。郵便局の裏手に公園がありますのでオフホワイトの倉庫が見えるはずです。札幌方面から地下鉄を利用するなら大通駅から5つ目の南郷7丁目を下車、あとはJRと同じようにタクシーの運転手さんに伝えるとOKです。
自分達でお店を造作した手作り感のあるcafeは、遊びココロが溢れています。長い時間を過ごしてもまったく違和感がなく、落ち着ついた居心地の良さで魅力たっぷりのお店です。