この記事を書いた人 トリッパー編集部
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浜辺に巨大かぼちゃ?穏やかな瀬戸内海に浮かぶアートな島々《直島編》
記事更新日: 2024-09-26
香川といって真っ先に思い浮かぶものといえばうどんや金毘羅山だと思いますが、実は《アート県》とも呼ばれていることはご存知でしょうか?雄大な瀬戸内海に浮かぶ小さな島々には、著名な芸術家や建築家の作品が、民家や自然と一体になって島中に展示されています。今回は世界中の人々がたくさん訪れるアート島のひとつ《直島》に行ってきました。
高松港から旅客船で約1時間、高速艇で約30分でいける直島。今回は旅客船でのんびりいきました。ドット柄の船体がすでにアートです。直島の玄関口宮浦港に向かって出港です。
港では早速アート作品がお出迎え! 洗練された建築物にも注目!
さすがアートな島です。島に降り立つ前からインパクトあるオブジェお出迎えしてくれます。もちろん港のおじさんも笑顔でお出迎え!
港の降り立つとまず目に入るのが、有名な建築家が設計した海の駅「なおしま」。洗練された外観とは裏腹に、中では直島のお土産が売っていたり、島民がフェリーを待っていたりと憩いの場としても賑わっていました。
先ほど港でお出迎えしてくれた大きな赤カボチャ!実は中に入れるんです!アートといっても気構える必要はまったくなし!ちょっと童心にかえっちゃいましたね。
他にも港には入れるアート作品がありました。直島に降り立ってすでに3つも作品を拝めてしまうほど、予想以上にアートな島です。
もちろん町中、島中にも作品が溢れています
港だけで驚いていてはいけません。直島はもともと町おこしの一環として「アート島」へ成長してきました。長い年月をかけて島民の皆さんが協力して築き上げてこられたので、島中、町中のいたるところに作品が展示されています。
とても印象的な猫のオブジェ!でもなぜか島の自然に違和感なく溶け込んでいる気がしました。
民家の壁に毛糸で作られたかわいらしい作品が。町を歩いていて気づかず通りすぎてしまうようなところにもさりげなく作品が展示されています。
路地裏を探索していると民家の壁から巨大なアヒルが!なぜそこにアヒルがいるのかは謎です。きっと作品ではないのでしょうが、どことなくその雰囲気に芸術性を感じてしまいました。
他にも漁業で使うウキで作られたかわいらしい作品や、不思議な形をした椅子など、いたるところでアート作品に出会えます。ただ常に展示されているばかりのものばかりではなく、時期が来たら移動したり撤去したりするものもあるそうなので、しっかりと目に焼き付け沢山写真を撮ることをお勧めします!
直島のシンボル!?まるで海に浮かぶように立つ黄色い巨大カボチャ
直島に来て絶対に忘れちゃいけないのが、この「草間彌生」氏の南瓜オブジェ。穏やかな瀬戸内海を背に堂々と巨大な南瓜が立っている様は、刺激的でもあり不思議と癒しを与えてもくれます。港でお出迎えしてくれた赤い南瓜も同氏の作品です。
若い人たちからお年を召された方まで皆さん、このカボチャの前で記念撮影をしていました。島を走るバスの運転手さんもこのカボチャのキーホルダーをつけているのを見ましたので、いろんな人に愛されている作品に感じました。
有名建築家が設計した美術館や、極彩色溢れる銭湯も必見!
写真撮影禁止とのことでお伝えできないのがとても残念ですが、直島には世界的に有名な建築家「安藤忠雄」氏が設計した美術館が多数あり、その一つには《睡蓮》で有名な「クロード・モネ」の作品が常設されています。その他にも象のオブジェが鎮座しているアートな銭湯「直島銭湯」は観光客の人たちも実際に入ることができたり、アートと融合した神社なんてのもあったりします。
これもアートのひとつ。。。ではないですが、島には必ずいらっしゃる島猫の皆様です。人に慣れているのか横を通り過ぎても御構い無しでじゃれあってました。
アートといっても気構える必要のない穏やかな空間
アートだからといって、知識や特別な感覚なんて全く入りませんでした。むしろ緩やかな島の雰囲気も相まって、ゆったりと自分だけのイメージを膨らますことで癒しの効果を感じるほどです。ただ全ての作品や美術館を回るには数が多く、レンタルサイクルを使ったり船の時間を考えたりしながら計画を立てた方が良さそうですね。
帰りは旅客船の展望デッキから雄大な瀬戸内海の綺麗な夕景を拝むことができました。高松に戻ったらいろんな作品を話題に、美味しい高松グルメタイムがまっていますよ。