屋久島旅行に行ったら絶対に見ておきたい観光スポット9選

屋久島旅行に行ったら絶対に見ておきたい観光スポット9選

記事作成日: 2016-02-18

ウィルソン株

世界自然遺産にも登録されている屋久島は、屋久杉を始めとした自然の宝庫です。屋久杉はいわゆる縄文杉と呼ばれる樹齢が7200年のものも。入り組んだ木々や苔むした岩石が立ち並ぶ渓谷は、物語に入りこんだような独特の世界観をなしています。一度は訪れてみたい場所ではありますが、まとまった休みがないとなかなか行けません。せっかく屋久島旅行へ行くなら、見逃しのないように見どころをしっかりチェックしていきましょう。ここでは絶対見ておきたい、観光スポット9選をご紹介しちゃいます!

縄文杉

縄文杉

屋久島のシンボルともいえる屋久杉ですが、なかでも日本最古と言われるのがこの縄文杉。標高1,300m、胸高周囲16.4m、樹高25.3mのその姿は見るものに歴史を感じさせます。樹齢が高いと背も高いイメージがありますが、台風の多い地帯で生き抜く屋久杉の特徴として、背は低くどっしりとした姿をしています。その名のとおり縄文時代の頃から生きているとされ、推定樹齢は2,170年~7,200年。気の遠くなるようなはるか昔から、この地で育ってきた杉なのです。樹の幹が縄文土器に似ているということから、縄文杉と名付けられたという説もあります。
登山口から徒歩で4~5時間かかりますので、しっかりした装備を整えて行かなければならず、たどりつくのはなかなか大変です。しかし、気軽に見られるものではないだけに、実際にこの木の前に立ったときの感動もひとしお。またウィルソン株、三代杉など、縄文杉に途中にも他の有名な巨木を観察することもできますので、ぜひ訪れておきたいものです。

大王杉

risato屋久島 大王杉

縄文杉が知られるまでは、この大王杉がその名の通り、屋久島で最も大きな屋久杉と言われていました。標高は1,190m、胸高周囲11.1m、樹高24.7m。樹齢は3,000年。大王杉が立っている斜面はかなり急で、見上げるといかに巨大かがよくわかります。
下部は大きな割れ目があり、人が余裕で入れる大きさ。また、中は空洞となっています。

ウィルソン株

ウィルソン株

ウィルソン株

パワースポットとしても有名になったウィルソン株は、ハート型に見える空洞を持つ屋久島最大の切り株です。樹齢は3,000年。名前の由来はここを調査に訪れた植物学者から。切り株の中には空洞ができており、泉が湧き出しています。内部の空洞から見上げると、ハート型に穴が開いているのが見られます。その画像が恋愛成就のご利益があるということでも注目されました。たしかに、ただの偶然とは思えないような綺麗なハート型は、何か神秘的な感覚にさせてくれます。

ウィルソン株
2018-05-24 00:00:00
屋久島の縄文杉トレッキングの途中にハート型で有名なウィルソン株があります。 ここは、撮影&休憩ポイントになっていま...


ヤクスギランド

ヤクスギランド

屋久杉を数多く見たいなら、ヤクスギランドがオススメです。こちらは標高1,000m付近の自然休養林で、その広さは270haにもなります。約杉の巨木が数多く鑑賞でき、また遊歩道も整備されています。遊歩道はそれぞれ、30分・50分・80分・150分の4つに分けられており、体力や時間配分、自分の見たい屋久杉など目的に合わせて散策コースを選べるのが嬉しいところです。コース上には、くぐり杉や仏陀杉などの著名杉、ひげ長老などユニークな名前をもつものなどさまざまな屋久杉が存在します。

紀元杉

紀元杉

屋久杉は見たいけど体力に自信がない人や、時間がない人にオススメなのがこの紀元杉です。場所はヤクスギランドから車で約15分。標高1,230m、胸高周囲8.1m、樹高19.5m、樹齢3,000年となっており、車で行ける屋久杉では、最も巨大なものです。てっぺんは枯れてきていますが、下部はまだ活き活きとして見えます。気軽に行けて観光バスでも見られるため、訪れる人も最も多い人気のスポットです。

西部林道

屋久島

屋久島

屋久島の魅力は、その独自の生態系にもあります。ヤクザルやヤクシカなど他では見られない動物の観察ができます。ヤクシカはニホンジカをひとまわり小さくした小型の鹿で、角も短くなっています。永田集落と栗生集落の間を通る西部林道では、このヤクシカやヤクザルが姿を見せる確率の高い場所です。人家もなく、緑のトンネルと呼ばれる道路沿いでは、ヤクザルの群れが生活しており、路上でゆったりくつろぐ姿も。運転する際は、事故のないように注意してくださいね。また、どんなにかわいくても餌を与えたり、触らないことを守りましょう。

白谷雲水峡

白谷雲水峡

映画もののけ姫を見た人なら絶対訪れたいのが、自然休養林である白谷雲水峡。宮﨑駿監督が何度も訪れ、映画のイメージともなった「もののけ姫の森」とも呼ばれる森があります。また太鼓岩や、辻峠をトロッコ道側に下ったところにある辻の岩屋は、もののけ姫のモロたちが住む岩屋のモデルとなっています。
森林の中を流れる美しい渓流、苔むした岩と巨木、ファンタジックで神秘的なのにどこか懐かしいその風景は日本人のDNAに訴えかけるような、不思議な光景です。今にも映画の登場人物がひょっこりと顔を出しそうな幻想的なスポット。管理棟から60分・3時間・4時間の3コースがあり、それぞれ著名杉も鑑賞できます。

モッチョム岳

モッチョム岳

東洋のマッターホルンとも言われるモッチョム岳。登山するにはかなりハードです。しかし、その山頂から見渡せる景色は絶景。太平洋と屋久島の平野部を一望することができます。島の南部にあるので冬でもほとんど積雪することなく、オールシーズン登山可能です。登る際は、しっかりした装備を整え、特に下山する際は足を滑らせないように注意しましょう。

千尋の滝

千尋の滝

屋久島の有名な滝の一つです。滝の左側にある一枚岩が、千人で手を繋いだくらい大きいということが、その名の由来と言われています。千尋の滝は幅200mもある巨大な花崗岩から、落差60mのダイナミックな滝を鑑賞することができます。特に雨の降ったあとは増水するので更に迫力を増します。少し遠望にはなるものの、滝の南側に展望所があります。

 

いかがでしょうか。どれもこれも、ぜひ見ておきたい魅力的な場所ばかりですね。この他にも、屋久島には絶景ポイントなど見どころがたくさんあり、時間が惜しいくらいです。温泉もあるので、トレッキングで疲れた体を癒やすのも良いですね。屋久島へ行くのなら、ぜひ参考にしていただき、この迫力あふれる屋久島を存分に味わって下さい!

hisashi

この記事を書いた人 ヒサシ

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トリッパー編集長。運営・企画・執筆を担当しています。みなさんの旅行に役立つ情報を日々発信していきます!

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