春爛漫・奈良県大和高田市の高田川には圧巻の千本桜!

春爛漫・奈良県大和高田市の高田川には圧巻の千本桜!

記事更新日: 2016-03-18

春爛漫・奈良県大和高田市の高田川には圧巻の千本桜!

 

奈良を代表するお花見スポット!

もうすぐ春ですね。春といえばお花見、そう、桜の季節です。みなさんも桜の満開を心待ちにしていることでしょう。

関西のお花見で特にお勧めなのが奈良県の高田川沿いに植えられている千本桜です。高田川が流れる大和高田市は奈良県北西部に位置し、県庁所在地の奈良市からはやや離れているにもかかわらず、桜の季節になると例年6万5千人もの人が集まる桜の名所です。

高田川の両岸には約2.5kmにもわたり桜が植えられ、市民にとって憩いの場所となっています。ソメイヨシノをはじめ、ヤマザクラ、ヒガンザクラ、シダレザクラ、ヤエザクラなど種類も豊富です。

この桜トンネルを見ると、同市出身の杉本清アナなら「桜の季節に桜が満開!」と叫ぶことでしょう(※注)。

高田川の両岸に咲く桜↓
春爛漫・奈良県大和高田市の高田川には圧巻の千本桜!

満開となったソメイヨシノ↓
春爛漫・奈良県大和高田市の高田川には圧巻の千本桜!

※注…大和高田市出身で競馬実況として有名な杉本清アナは、菊花賞でサクラスターオーが1着になった時の「菊の季節に桜が満開!」という名実況が語り草になっています。

 

大勢の人で賑わう大中公園

高田千本桜の中心となっているのが大中公園です。花見の季節になると、家族連れでいっぱいになります。また、ちょうど春休みの時期なので、学生さんの姿も多く見られます。

大中公園近くの川沿いには、多くの屋台が軒を連ねます。いい匂いが立ち込め、お花見を一層引き立てます。

また、川に降りて水と戯れる子供たちも多くいます。そして、川辺に座って桜に見とれる若いカップルの姿も……。もちろん、お酒やビールを楽しむオジサンも大勢いますが。

川沿いの屋台には花見客が群がり、賑やかな雰囲気↓
春爛漫・奈良県大和高田市の高田川には圧巻の千本桜!

川辺から眺めた千本桜↓
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大中公園には芝生が生えた広場があり、そこで茣蓙を敷いてお弁当を食べる家族連れもいます。また、公園の中には池があり、そこには浮舞台があって実に情緒的です。

大中公園の広場↓
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池の中の浮舞台↓
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夜桜やイベントも

開花の期間中、3月下旬~4月上旬まで、夜桜が楽しめます(開花状況による)。夕暮れになるとぼんぼりに灯がともり、幻想的にライトアップされた桜を21時まで堪能することができます。昼間はもちろん、夜桜も無料です。

また、毎年4月の第1日曜日(2016年は4月3日)、「民謡(うた)と踊りと野点の祭典」というイベントが催されるようです。

 

桜の季節は渋滞もへっちゃら?

高田川の脇には道路が通っていますが、いつも渋滞になっています。ドライバーにとってはイライラし通しですが、春だけはこの渋滞に感謝しているのではないでしょうか。なぜなら、車を運転しながら見事な桜をじっくり見られるからです。

だからといって、動いている時の脇見運転は絶対にしてはいけませんが。まさか、桜を見たいためにノロノロ運転になって、渋滞しているのでは!?

大渋滞でも桜の季節だけはイライラから解放される?↓
春爛漫・奈良県大和高田市の高田川には圧巻の千本桜!

 

大阪からのアクセス抜群!

大和高田市は奈良県内にありながら、奈良市内よりも大阪市内からの鉄道利用が便利です。近鉄南大阪線の大阪阿部野橋駅から吉野行きの急行もしくは特急(特急料金必要)に乗って約35分、高田市駅で下車して徒歩約10分の所に大中公園があります。

あるいは、近鉄大阪線の大阪上本町駅もしくは近鉄難波線の大阪難波駅(鶴橋駅で大阪線に乗り換え)から大阪線の快速急行もしくは急行に乗り、大和高田駅で下車します。

また、JR利用の場合は大阪駅から大和路快速に乗って王寺駅で和歌山行きに乗り換え(直通列車もあり)、高田駅で下車しても行くことができます。ただし、大和高田駅や高田駅からは大中公園までかなり距離があります。とはいえ、いずれの駅も高田川までは徒歩約10分であり、その辺りでも桜を堪能できます。その場合は、高田川沿いをゆっくり歩いて桜を楽しみながら、大中公園へ行けばいいでしょう。

駐車場もありますが花見の季節は満車になり、上記のように渋滞になるので公共交通機関を利用した方がいいでしょう。

さあ、高田千本桜の満開が待ち遠しいですね。

安威川敏樹

この記事を書いた人 安威川敏樹

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大阪府在住。作業関連機器の設計から、スポーツを中心としたライター・コラムニストに転身。野球雑誌等に寄稿の他、電子本に野球小説を執筆。野球の独立リーグでの公式記録員の経験あり。野球以外では、ラグビー雑誌にも寄稿。モットーは「文字をオモチャにして遊ぶ」。

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