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『十勝平野の自然を満喫できる人気cafeトテッポ工房 帯広』
記事作成日: 2015-07-28
地元では慣れ親しんだ名前「トテッポ」って聞き慣れない名称でしょう?北海道内のいたるところに付いているアイヌ語を語源にした感じがします。でもトテッポとは砂糖の原料を運ぶ蒸気機関車の名前だったのです。十勝平野の歴史が感じられる素敵なお店のご紹介です。
◆変わることのない風景に非日常が感じられる
地元はもちろんのこと道外観光客でも賑わう人気のcafe「十勝 トテッポ工房」は帯広駅の裏手にある北海道ホテルの一角にあります。重厚な洋風ホテルには、開放感一杯の露天風呂や内風呂にはしっとり肌にしてくれるモール温泉が用意されています。駅に向かって散策すると敷地内には素敵なカフェが現れてきます。
緑の絨毯に囲まれた大自然のなかのウッディな建物は、外観の素敵さもさることながら、店内の落ち着いた雰囲気にしばし都会の喧騒を忘れさせてくれます。時計の針1秒ずつ時を刻んでいることが実感できるほどゆったりとした時間が流れ、少しずつ身体の表面についていたものが流れ落ちていくような特別なときを過ごすことができます。
採光用の大きなベランダ窓は、手入れされた芝生と樹木を眺めるだけで、いつまでたってもその風景が変わることはありません。時間が経っても変わらないことの素晴らしさ、当たり前のようだけど非日常のひとときを提供してくれます。
◆北海道産の材料をふんだんに盛り込んだフロマージュ
コーヒー好きには邪道と思われるかもしれませんが、香り高いコーヒーにはお砂糖入れて召し上がって欲しいものです。その昔トテッポが煙を吹きあげながら運んでいた甜菜糖は、普段召し上がっているお砂糖とは違い、柔らかな和三盆のような品ある甘さが特徴です。
そして訪れる方のお目当てはトテッポ工房オリジナルの「ナチュラルチーズケーキ」です。地元北海道の濃厚なチーズをふんだんに使ったフロマージュは絶品の声が高いひと品です。ベークドタイプの「3種のフロマージュ」と、さらにカマンベールチーズを加えた「カマンベールのフロマージュ」があります。
どちらも酪農王国十勝の味を堪能でき、濃厚な味にあったスモールサイズがコーヒーのお供にちょうど良いと思えます。
◆お店を利用した人しか分からないそのときだけの限定メニュー
最近の帯広の名物と言えば豚肉を使った豚丼ですが、それよりも有名なのは小豆です。日本全国美味しいアンコといえば十勝あずきが使われています。でもこのトテッポ工房では酪農王国に欠かせないチーズやミルクをふんだんに使ったメニューが並び、一味違った帯広の味に道内外のファンから絶大な支持を受けています。
野菜の収穫時期によって新しいスイーツメニューが登場しますので、当日お店に入ってからネット情報では見られない新たな発見があるかもしれません。