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最新版!2023年・沖縄の海開き徹底紹介!
記事更新日: 2021-02-09
本州よりもずっと暖かい沖縄県。3月に入ると最高気温が20度前後になる日も出始め、一部のビーチでは4月前から海開きが始まります。
2023年に最も早く海開きが行われたのは、沖縄本島のかりゆしビーチ(2023年3月4日)です。
今回は、宮古島・久米島などの離島も含めた沖縄県全体にある18ヶ所の人気ビーチの情報と、それぞれの海開きの予定日を詳しく調べてみました。
目次
沖縄本島
万座ビーチ
2023年3月18日(土)
沖縄本島のほぼ中央に位置する「万座ビーチ」は、毎年のように沖縄で(=日本で)一番早く海開きを行っている有名なビーチです。近年(2013~2018年)の海開きは、すべて3月の「16・15・17・13・18日」と、本当に圧倒的な早さです。どこよりも早く海の季節が訪れたことを知らせるイベントにも、とても力が入れられています。大型リゾートホテルのビーチということもあり、各種施設やダイビング・パラセーリングなどのマリンアクティビティも充実。視界に入る豪華なホテルも、南の島でのリゾート気分を高めてくれます。
かりゆしビーチ
2023年3月4日(土)
万座ビーチのやや北東、同じく島の中央部にあるリゾートホテルのプライベートビーチ「かりゆしビーチ」も、海開きが早いビーチの一つです。「かりゆし」とは「おめでたい・幸福・自然との調和」といった意味を持つ沖縄の方言で、このビーチもホテルと海とがよく調和した、美しい姿を見せてくれます。遊泳可能な区域は水深が浅いため、ファミリーで遊ぶ時も安心です。一方、ビーチから離れた沖では、グラスボートをはじめとした各種アクティビティを楽しめます。
オクマビーチ
2023年3月19日(日)
沖縄本島の北の端(=鹿児島県側)に近い「オクマビーチ」は、今回のビーチの中では、那覇空港から最も遠いビーチになります。とはいえ、車に乗れば空港からは2時間ほど。ほんのわずかな時間を費やすだけで、目の前に絶景が広がります。環境省の行っている水質検査で常に高い評価を得ている、驚くほど透明な海を見るだけでも、訪れる価値があると言えるでしょう。海開きのイベントでは、本来ならゴールデンウィーク頃に行われるハーリー(※安全・豊漁の願いを込めた小舟でのレース)を先取りして見ることができます。
波の上ビーチ
2023年4月2日(日)
「波の上ビーチ」は那覇空港の北東、車で15分ほどの距離にある、那覇市唯一のビーチです。県外から訪れる旅行者向けというよりは、地元の方のための比較的小さなビーチですが、空港からこれだけ近いのは、とても魅力的です。飛行機を降りてから直行することも、那覇市内のホテルから徒歩で遊びに行くこともできますし、沖縄から帰る日に、空港へ向かう途中で立ち寄って、澄んだ海との別れを惜しむこともできます。
美らSUNビーチ
2023年4月1日(土)
「美らSUN(ちゅらさん)ビーチ」も、波の上ビーチと同じぐらい那覇空港に近いビーチです。こちらは南側にあるため、住所は豊見城市となりますが、やはり那覇市内からのアクセスは抜群で、気軽に泳ぎに行けます。全長700mのよく整えられた人工ビーチは、とても快適で美しく、そのため映画のロケ地やアイドル総選挙の舞台としても活躍してきました。海の中から空を見上げれば、手の届きそうな高さで飛ぶ飛行機の姿も楽しめます。
残波ビーチ
2023年4月1日(土)
「残波(ざんぱ)ビーチ」のすこし先には、断崖絶壁の続く残波岬があります。そちら側は海の荒々しさを感じさせてくれますが、ビーチ側はとても穏やかです。砂浜の端から端までの長さは約30mと短めですが、手前から奥は約50mと長く、全体としては十分な広さが確保されています。トップシーズンではなく、海開きの時期に訪れるなら、混雑に悩まされることはまず無いでしょう。30m以上の高さがある、残波岬灯台の上からの眺めもなかなかです。
ニライビーチ
2023年4月6日(木)
人気のリゾートホテルに隣接する「ニライビーチ」は、残波ビーチの手前、陸地が海に向かって突き出す根元の辺りに位置します。ホテルが管理・運営しているビーチには「宿泊客のみ無料」という所も多いのですが、こちらは誰でも無料で利用できます。あえて自然に手を加えていないため、周囲の奇妙な形の岩などもそのまま残っているのは、このビーチのおもしろい点です。沖縄県内でもトップクラスの透明度を誇る海は、天然そのものの風景の中で、より輝いて見えます。
恩納海浜公園ナビービーチ
2023年4月1日(土)
「ナビービーチ」は、万座ビーチの手前の湾の中にある小さなビーチです。大規模なリゾートビーチのような派手さや賑やかさはありませんが、その分リラックスしてすごせます。人の多さと騒がしさに悩まされることが無く、さらに地形のおかげで波も穏やかなため、小さなお子様との旅行には特におすすめできる場所です。地元の方がレジャーに訪れることも多く、休憩の際には沖縄の楽しい話を聞くこともできるかもしれません。
カヌチャビーチ
2023年3月26日(日)
今回名前の出ている沖縄本島のビーチは、その多くが島の北側の海に面しています。西向きのビーチもいくつかありますが、南側に面しているのは、この「カヌチャビーチ」だけです。真夏には北側のビーチよりも強烈な太陽に照らされることになりますが、海開きの時期にはむしろ好都合と言えます。また、このビーチは普通のアクティビティに加え、水圧で身体を浮かせるジェットパックやフライボードといったタイプのものが充実しています。これを目当てに遊びに行くのも良いでしょう。
エメラルドビーチ
2023年4月1日(土)
沖縄本島から突き出た本部(もとぶ)半島の先端にある「エメラルドビーチ」は、水族館や熱帯植物園などの施設を持つ「海洋博公園」の一部です。この中でテレビや雑誌などでよく話題になるのは、8mを超える高さの窓を持つ巨大水槽が設置された「美ら海(ちゅらうみ)水族館」ですが、国内では非常に珍しい礁湖(※珊瑚礁のみ、または珊瑚礁と陸地で囲まれた地形)にあるエメラルドビーチにも、天然の水槽を覗くような楽しさがあります。午前中は水族館、午後はビーチという遊び方もおすすめです。
ウッパマビーチ
2023年4月上旬
「ウッパマビーチ」があるのもエメラルドビーチと同じ本部半島ですが、こちらは半島の東側の今帰仁(なきじん)村の中です。「ウッパマ」は漢字で書くと「大浜」。その名に負けない広々とした砂浜が、旅人を迎えてくれます。砂浜に立つと右手に見えるのは、「恋の島」と呼ばれるパワースポットの古宇利(こうり)島です。ひと泳ぎした後はこの島へと続く古宇利大橋を渡り、ハートの形をした奇岩「ハートロック」を見に行くこともできます。
喜瀬ビーチ
2023年4月1日(土)
かりゆしビーチの数km先にある「喜瀬ビーチ」は、隣の幸喜ビーチ(旧・名護市民ビーチ)とつながった長いビーチです。ここはリゾートホテルのプライベートビーチですが、幸喜ビーチと同じく無料で泳げます(※ホテルの施設を利用した場合は料金が発生します)。このホテルに宿泊するメリットの一つは、遊泳期間中に設置される宿泊者専用の海上アスレチック「アクアパーク」です。こちらは有料のサービスとなりますが、まだ泳げない小さなお子様でも、海の上の遊具で楽しく遊ぶことができます。
北谷公園サンセットビーチ
2023年4月14日(金)
「サンセットビーチ」という言葉の響きからは、誰もが赤い夕日が海へと沈む様子を想像することでしょう。「北谷公園サンセットビーチ」は、その期待にしっかりと応えてくれる、鮮やかな日没を見られるビーチです。そして陸側に目を向ければ、そこは映画館やレストラン、若者向けのショップなどが並ぶ「美浜アメリカンビレッジ」。クタクタになるまで全力で海を満喫することも、ショッピングや食事と同時に海でのレジャーを楽しむこともできます。
久米島
シンリ浜
2023年4月上旬
飛行機に乗れば、沖縄本島からわずか30分で行ける身近な離島・久米島。「シンリ浜」は島の西側の久米島空港から2km弱の場所にある、この島の代表的なビーチの一つです。毎年の海開きは島の東側にあるイーフビーチと同じ日で、シンリ浜側では海の安全を祈る祈願祭が、イーフビーチ側では砂浜でのスポーツ大会が行われています。沖には飛行機の発着する滑走路があり、西の端ということで美しい夕日も見られる、目に楽しいビーチです。
イーフビーチ
2023年4月6日(木)
久米島でシンリ浜と並んで人気の高い「イーフビーチ」は、「日本の渚百選」にも選ばれた名ビーチです。空港とは反対の端に位置しますが、久米島の面積は沖縄本島よりもずっと小さいですから、車なら30分もかかりません。2kmも続く白い砂浜と、緑の宝石を溶かしたような海は、のどかな離島の空気と共に心を癒やしてくれます。海開きの日は、爽やかで楽しいビーチテニス大会の熱気で、砂浜が一段と熱くなります。
宮古島
シギラビーチ
2023年3月25日(土)
沖縄本島から大きく南西に進んだ場所にある宮古島は、ウミガメが産卵のために訪れる島としても知られています。温泉やゴルフ場と共にシギラリゾートを構成する「シギラビーチ」でも、5月に入ればウミガメの姿を見かけることが多くなります。海開きのシーズンはそれよりもすこし手前ですが、シュノーケリングをすれば、色とりどりの熱帯魚に出会えます。あえてピークよりも早い時期に訪れ、シギラビーチの透明感を楽しむのもおもしろいかもしれません。
与那覇前浜
2023年4月2日(日)
「与那覇前浜(よなはまえはま)」は、「東洋一の美しさ」という表現がよく使われるほどの絶景を誇るビーチです。全長7kmの長く白い砂浜を歩きながら見る景色も素晴らしいのですが、沖に見える来間島(くりまじま)と宮古島を結ぶ来間大橋の上や、来間島の展望台から見る与那覇前浜も見事です。そんな大きな感動を得られるビーチだけに、ここで行われる海開きイベントは、毎年数千もの人々で賑わいます。そのメインとなるのは、ユニークな「島ぞうり飛ばし大会」。大人から子どもまで笑って楽しめます。
八重山諸島(石垣島)
底地ビーチ
2023年3月26日(日)
宮古島のさらに先にある八重山(やえやま)諸島は、日本の最西端の島や、(有人島として)最も南にある島を含めた小さな島々と、それらの観光の拠点となる石垣島で構成されています。もはや鹿児島よりも台湾やフィリピンの方が近い位置だけに、海開きも非常に早く、そのイベントも大きな盛り上がりを見せます。イベントの開催地は、毎年八重山の島々の中から選ばれます。
今年は石垣島の「底地ビーチ」にて”日本最南端!八重山の海びらき2020in石垣島”が開催されます。
※本記事内の情報は、すべて2023年5月時点のものです。
※公式発表されていないものは過去の日程からの表記をさせて頂いております。
※海開きの予定日は、天候などの理由で変更される可能性があります。