『母娘がそれぞれの持ち味を出しているハンドメイドカフェ　AMU CHOCO』

なんとも入りやすそうな入口、もともとはアパートメントだったらしく、壁面上部には「コーポ」の文字がうっすらと見えます。身体に優しい食材を丁寧に調理し、万人から愛される味を提供している素敵なカフェです。

◆素敵な店の源流は母娘の才能かも

正式名称の「スイーツ＆ハンドメイドカフェ　AMU CHOCO」は母娘の得意とする技術をネーミングにつけたものです。AMU（アム）は、編み物講師のお母さんと妹さんを表し、ハンドメイドの作品を店内で販売していますし、雑貨販売や教室も開いています。

CHOCO（チョコ）はお姉さんがパティシエとして修業後、オリジナルケーキを造ってお店で人気を博しています。母親や妹が造ったハンドメイド製品は店内に並び、ファンや生徒さんが訪れて、スイーツとハンドメイドショップが合わさった素敵なカフェとなったわけです。

◆我が家と思うほど落ち着く店内インテリア

お店は札幌の中心部テレビ塔から市営地下鉄で3つ目の駅「東札幌」まできて、南に向かって歩いていくと2階建のカフェがあります。カフェは外階段を数段登り入口が付いているのですが、軽いアーチの階段が誰でもどうぞと呼び込んでいるように見えます。

自宅を改装したような店内は、どこの席についても我が家のようで落ち着いた空間になります。室内は一般の家庭同様に和と洋が混在しますが、違和感がないのはきっと自分の家と似ているからなのかもしれません。

11時から19時までの営業時間中には、ランチタイムやディナータイムが設けられていて、それぞれの時間にあわせてリーズナブルな美味しい料理を提供してくれます。15時までがランチの時間となっています。

移り変わりが激しいカフェ業界ですが、すでに10年以上の歴史を刻んだAMU CHOCOは、固定客と人気を知ったお客さんでいつも賑わっています。初めてでも会話が弾むのは、店内に置かれたハンドメイド製品のおかげかもしれません。

そして誰もが唸るのは豊富なランチメニューです。スイーツ目当てのはずが、身体に優しい食材を使った食事は、老若男女を問わずに楽しめて大人気です。特に普段は口にしなくなってきたひじきご飯や、札幌の有名ホテル発祥のご当地グルメラーメンサラダをアレンジした野菜たっぷりラーメンサラダは、喉越しの良い麺とたっぷり野菜に満足感は最高です。

お腹に余裕がなくても食べておきたいのはスイーツ。お店の看板メニューでもあるスイーツのなかで、特におすすめなのはタルト系です。数種類のタルトがそれぞれの素材の魅力を前面に出している、他では味わうことができない逸品です。

札幌観光でちょっと時間が空いたら、地下鉄大通駅からわずか5分の距離にある母娘のカフェで楽しい時間を過ごしてみるのも良いかもしれません。