この記事を書いた人 トリッパー編集部
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北海道の花のシーズン見ごろとおすすめ観光地を紹介します
記事作成日: 2018-10-19
雄大な大地、北海道は豊かな自然と触れ合える土地でもあります。春から夏にかけて、厳しい寒さから開放されるように多くの花々が咲き乱れ、写真家や観光客が国内外からたくさん訪れています。ここでは、そんな北海道での花の種類と見頃、またおすすめの観光地をあわせて紹介していきます。
目次
北海道の花の見頃は?
5月 サクラ
本州のほとんどの地域では、4月中にはすべて散ってしまうサクラですが、北海道では5月になってからが見頃となります。ゴールデンウィークに北海道に来れば、1年で二回もサクラの花見ができるかもしれません。ただ、北海道のサクラは「エゾヤマザクラ」という品種が主流。本州で主流のソメイヨシノよりも色味が濃いピンクをしており、鮮やかです。もうひとつ多い品種が「チシマザクラ」。こちらは低木に咲き、満開の頃に花が白くなるのが特徴です。
5月~6月 チューリップ
北海道に春の訪れを告げる花のうちのひとつが、このチューリップです。なんといっても品種が非常に多いのが特徴。赤・白・黄色だけではなく、紫やピンク、オレンジ、マーブルのように複雑な色が混ざったものなど、さまざまなカラーを楽しむことができます。ポップな色味が、いかにも春らしくワクワクさせてくれますね。
5月中旬~6月中旬 シバザクラ
木に咲くサクラと違って地面にじゅうたんのように広がって咲くのが「シバザクラ」です。花の形はサクラに似ており、芝生のように広がることからこの名が付いています。ピンク色の雪が積もったような光景はため息が出るような美しさです。特に、北海道の広大な丘の斜面を使った花畑は圧巻の見応え。
5月中旬~6月中旬 ツツジ
小樽市の花としても親しまれているのがツツジです。日本人にはとても馴染み深い花のひとつで、庭木や街路樹としてなどさまざまな場所で目にすることができます。子供の頃、蜜を吸ってみたことがある人も多いのではないでしょうか。白、赤、ピンクなどをメインに、紫や、複数の色が混じった花を咲かせる品種もあります。緑の葉の間にひしめくようにたくさん咲く大きめの花は、とても華やかです。
5月下旬~6月下旬 ライラック
ライラックはヨーロッパからやってきた落葉樹で、枝の先に穂のような形で花をつけます。花の一つ一つは小さいのですが、香りも良く、固まってふさふさと咲くため見応えがあります。寒さに強い性質をもつため、北海道の公園や街路樹によく植えられています。ライラック色とも言われる明るい紫、ピンク、白っぽいものなどがあります。花びらの先が4つに裂けているものが普通ですが、まれに5つに裂けているものがあり、これは四つ葉のクローバーのように幸運をはこぶ「ラッキーライラック」と呼ばれています。ぜひ探してみたいところですね。
6月上旬~中旬 スズラン
名前の通り、鈴のような形をしている花を咲かせるスズラン。小さな花がうつむくように複数連なって咲く、ひっそりとした可憐な姿が人々に愛されています。花の色は白が多いですが、ほんのり薄いピンクのものもあります。可愛らしい見た目とは裏腹に、実は毒を持っている花でもあります。もちろん、見て楽しむ分にはとても綺麗なだけでなんの害もありませんのでご安心を。北海道には日本一のスズラン群生地があります。
7月中旬~8月中旬 ラベンダー
北海道の花畑と聞いて、最も連想する人の多いのがラベンダー畑ではないでしょうか。濃い紫が有名ですがほかにもピンクや白などさまざま。強い香りを楽しむことが出来ます。ハーブとしても親しまれており、その香りはリラックスを促し、安眠効果があるといわれています。細い茎の先に穂型に固まって咲き、群生するタイプのため見た目も美しい花です。寒さに強い性質があるため、北海道にピッタリな植物でもあります。
7月下旬~8月下旬 ヒマワリ
夏のジリジリした暑さの中で咲くイメージが強いヒマワリは、北海道と結びつかないという方も多いかもしれません。ですが、日本一の規模のヒマワリ畑は北海道にあるのです。どこまでも続く大輪の花は存在感バツグン。背の高い花なのでお子様との記念撮影にもオススメです。主な見頃は7月~8月ですが、道北やオホーツク地方まで行けば、10月でもヒマワリを楽しめるところもあるというのが、北海道の広大さを伺わせますね。
6月中旬~9月中旬 ユリ
大輪の花を咲かせる豪華で上品なルックスと、芳醇で官能的な香りが楽しめるユリ。生花やブーケなどにも好んで使われます。札幌にある「百合が原公園」はその名の通りユリの名所です。さまざまな品種があり次々と開花していくので見頃が長く、ほかの花がほとんど終わりを告げても、まだ楽しめる場所も多いのが特徴。赤、白、ピンク、紫、オレンジなど色も多種多様です。草丈が1m前後にまでなる背の高いユリもあります。
北海道の花の人気観光地は?
かみゆうべつチューリップ公園
見頃 5月~6月
国内トップのチューリップ畑が見られる「かみゆうべつチューリップ公園」ではなんと約200種ものチューリップを植栽しています。風車小屋があったり、オランダ民族衣装を着て記念撮影ができるなど雰囲気もバツグンです。
芝ざくら滝上公園・東藻琴芝桜公園
見頃 5月中旬~6月中旬
芝ざくら滝上公園では斜面のほとんど、甲子園球場7倍の広さの丘が一面、ピンク色に染まります。東藻琴芝桜公園では、ただシバザクラが植えられているだけではなく、花を使って絵が描かれていたりもします。 見頃 5月中旬~6月中旬
札幌大通公園
見頃 5月中旬~6月初旬
1959年から続くライラックまつりが楽しめるのが、札幌大通公園です。札幌の街路樹や公園木として親しまれているライラックが見頃を迎える、初夏に開催されます。多くの市民も訪れる人気イベントで、大通会場では約400本のライラックを鑑賞することが出来ます。また、苗木のプレゼントやスタンプラリー、北海道グルメなどの出店もある楽しい内容となっています。5月中旬~下旬が大通会場、6月初旬にライラックの森がある川下会場にて例年開催されます。
平取町芽生すずらん群生地
見頃 5月下旬~6月中旬
日本一のスズラン群生地である、平取町芽生すずらん群生地。札幌からは車で約100分の距離にあります。敷地内に立ち入るとスズランの甘い香りが立ち込めます。一般公開されるのは開花からの一ヶ月間だけであり、見頃に合わせて1周間の「すずらん鑑賞会」が開催されます。鑑賞会期間中の土日には先着100名にラッピングされた根付きスズランがプレゼントされるので、自宅に植えたい方にも人気です。また、鑑賞会では平取町ブランド牛のバーベキューも手ぶらで行って楽しむことが出来ます。スズラン鑑賞は無料です。
恵山つつじ公園
見頃 5月下旬~6月下旬
60万本ものエゾツツジやサラサドウダンツツジなどが咲き誇る、恵山つつじ公園。見頃には、山麓一帯が燃えるような赤やピンクで覆われた非常に美しい光景が出現します。函館からは車で約1時間の距離にあります。5月下旬から6月下旬にかけて「恵山つつじまつり」が開催されます。
ファーム富田
見頃 7月
北海道にラベンダーを見に来る方はほとんどがこのファーム富田を訪れるでしょう。国内外から、多くの観光客がやってくる有名な観光地です。見渡す限りの紫色が美しい「トラディショナルラベンダー畑」や、ボーダーを描くように、いくつもの色のラベンダーが植えられた「彩りの畑」はSNS映えのする写真が撮れると人気です。園内のポプリの舎などでおみやげを購入するのもオススメです。
北竜町 ひまわりの里
見頃 7月中旬~8月中旬
北竜町にある「ひまわりの里」で1979年に始められたヒマワリ栽培は、現在では日本で最大規模のヒマワリ畑にまで成長しました。東向き斜面の丘には、太陽に向かって豪快に咲き誇る150万本ものヒマワリが鑑賞できます。ひまわりは北竜町の町花でもあります。毎年、見頃には「ひまわりまつり」が行われています。24時間入場することができ、入場料は無料です。
百合が原公園
見頃 6月中旬~8月中旬(ユリ)
札幌市にある百合が原公園は、その名の通りユリの名所です。約100種類ものユリが鑑賞できる「世界のユリ広場」があり、さまざまな色や香りを楽しむことが出来ます。また、他にも多くの草花が育てられており、ラベンダー、サクラ、高山植物、バラ、スイセンなどなんと約6400種類もの植物を鑑賞できる、草花の楽園のようなスポットでもあります。そのため秋冬を除いていつでも何かしらの花に出会えます。園内には「リリートレイン」がゆっくりと走っており、列車内から花々をラクに鑑賞することもできるので、小さなお子様や年配の方にも安心です。