この記事を書いた人 トリッパー編集部
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久米島の年間イベントをまとめました。
記事作成日: 2015-09-11
久米島では4月の「海開き」から始まり、毎月何かのイベントが行われています。
観光名所を訪れるのも良いですが、こうしたイベントに参加してみるのも旅の楽しみの一つです。
好みのイベントが行われている時期を狙って島を訪れるのも良いですし、ふらりと訪れた時に行われているイベントを楽しむのも良いでしょう。
島で行われるイベントは数多くありますが、その中から代表的なイベントをピックアップしてご紹介します。
海開き・浮き球△ベースボール大会
ビーチでの球技というと、最近ではビーチバレーが盛んですが、久米島では海開きの際のイベントとして「浮き球△(さんかく)ベースボール」の大会が行われます。
これは発砲スチロールのような「浮き球」を使った簡単な野球風のゲームで、子供から大人まで楽しむことができます。
この大会には、島の人だけでなく観光で訪れている方も参加することが可能です。
・場所:イーフビーチ
・時期:4月
久米島ホタルまつり
久米島で蛍が見られるような時期になると行われるのが「久米島ホタルまつり」です。
これは商店街を通行止め(歩行者天国)にして行われるお祭りで、屋台の他、コーラ・ビールの早飲み競争やブラスバンドの演奏、三線ショーなど、さまざまなイベントが用意されています。
久米島での夜を愉快にすごすことができる、ぜひ足を運びたいお祭りです。
・場所:新興通り商店街(じんじんロード)
・時期:4月下旬
クメジマボタル鑑賞
久米島ホタル館
クメジマボタル
久米島には天然記念物の「クメジマボタル」という蛍が棲息しています。
この成虫は4月の中旬から5月の初旬にかけて姿を現すのですが、久米島ホタル館では飼育しているクメジマボタルの様子を公開しています。
クメジマボタルの特徴は「集団で同時に明滅する」ことで、これが独自の美しい光景を作り出すことになります。
・場所:久米島ホタル館
・時期:4月中旬~5月初旬
宜野湾~久米島ヨットレース
沖縄本島の宜野湾沖をスタート地点として、久米島沖までの約55マイル(約88.5km)の区間で競われるヨットレースです。
海のレジャーと言えば豪華なクルーザーも良いものですが、風の力によって動くヨットもまた風情があります。
青い海の中、その大きな帆で風を捉えて走るヨットの姿は爽快そのもの。
そこには勝敗を超えた感動があります。
・場所:宜野湾沖~久米島沖
・時期:5月下旬~6月上旬
ハーリー
旧暦の5月4日は海神祭ということで、航海の安全や豊漁を願い、この時期には沖縄の各地で爬竜船(はりゅうせん)を用いたレースが行われます。
久米島でも鳥島など三ヶ所の漁港で行われ、それぞれ趣向が凝らされています。
爬竜船とはかつて漁に使われていた小型の船で、当日は大人に限らず小学生や高校生のチームも参加し、この船に乗り込んで懸命に櫂を漕ぎます。
また、観光で訪れている方もチームを組んで参加することが可能ですから、体力に自信のある方にはオススメのイベントです。
・場所:鳥島漁港・儀間漁港・真泊漁港
・時期:6月頃(旧暦5月4日)
久米島海洋深層水の日
深層水ふれあい館
久米島では、水深612mの地点から海洋深層水を取っています。
この数字から6月12日が「久米島海洋深層水の日」と定められ、この日の近辺の週末にイベントが行われています。
このイベントでは、海洋深層水を取水している施設などの見学や関連商品や海洋深層水を利用した料理の販売が行われ、また三線やフラダンスなどを楽しめるステージも用意されます。
・場所:海洋深層水研究所・深層水ふれあい館
・時期:6月中旬
沖縄角力大会
旧暦の5月15日から8月5日にかけて、五つの場所で角力(すもう)の大会が行われます。
角力という言葉が使われていますが、沖縄角力は見た目もルールも通常のものとは大きく異なり、角力着を身につけて相手と押しあい引きあい、投げ技を駆使して相手の背中を地面につけることを目的とします。
そのため、通常の相撲に興味のある方も無い方も楽しむことができるでしょう。
・場所:真謝・儀間・謝名堂・西銘・仲地
・時期:6月~9月(旧暦5月15日~8月5日)
ワンラブ久米島フェス
2013年から始まった音楽フェスで、県の内外だけでなく、時には海外からのアーティストも参加し、大いに盛り上がっています。
また、会場で開かれる「スペシャルマーケット」には、島内の名店や名産が集まり、それを見て回るだけでも楽しめます。
久米島という南の島、さらにそこから橋を渡ってたどり着く奥武島で行われる、という特別感も魅力の一つです。
・場所:久米島町奥武島野外特設ステージ
・時期:7月上旬
久米島ウミガメ館夏休み特別企画
久米島ウミガメ館
大きな身体を持ちながら、愛らしくユーモラスなウミガメ。
普段はテレビの中ぐらいでしか見ることのできないそのウミガメと実際に触れあったり、間近で観察しながら生態を学べるイベントです。
ウミガメへのエサやり体験などの他、ウミガメを飼育している施設の見学を行う事もできます。
そのため、子供たちの夏休みの自由研究の題材としても、とても人気があります。
・場所:久米島ウミガメ館
・時期:7月下旬~8月
久米島まつり
久米島の夏を飾る大きな祭りで、島唄やエイサー、沖縄角力大会などの数々のイベントや、島外から有名アーティストを招いてのライブ、そして会場の人々の心がつながる盆踊りなど、盛りだくさんの内容です。
また、久米島商工会青年部が主催する、豪華な景品の当たるあみだくじ大会なども行われます。
祭りの最後には大迫力の打ち上げ花火も用意されていて、とても盛り上がります。
・場所:ふれあい公園
・時期:8月上旬
旧盆エイサー
エイサーとは、盆踊りにあたる沖縄の伝統芸能です。
この時期になると、島のあちこちでエイサーの練習や準備が始まります。
そして当日には、子供から大人までが一つとなって、あるいは太古を打ち鳴らし、あるいは手踊りをし、賑やかに練り歩きます。
エイサーは行われる集落ごとにいろいろと違いがあるため、毎年別の集落を訪れれば新鮮な発見があるでしょう。
・場所:儀間、比嘉、謝名堂など島内各地
・時期:8月頃(旧暦7月12、13日)
久米島観光の日(球美の日)
久米島町は2010年に9月3日(く・み)を「久米島観光の日(球美の日)」とする宣言を行いました。
毎年この日には久米島の観光を考えるフォーラムや、観光大使の認定式や球美の島フォトコンテストの入賞者の表彰式などが行われます。
また、この日は久米島の公式キャラクターである「く~みん」の誕生日ともされていて、それを祝う日にもなっています。
・場所:イーフビーチホテル
・時期:9月3日
兼城獅子舞
久米島町の兼城区で旧暦の8月15日に行われる、200年以上の歴史を持つ伝統的な獅子舞です。
この獅子舞は集落から厄や疫病を遠ざけ、五穀豊穣を願うために行われるものです。
獅子舞が集落の人たちと共に練り歩くパフォーマンスの後はステージでのイベントも行われ、ここでは物語仕立ての獅子舞や、奉納舞踊や子供たちによるダンス、民謡ショーなどが楽しめます。
・場所:兼城区
・時期:9月頃(旧暦8月15日)
古典民謡大会
琉球王朝の時代から、久米島の人々が大切に歌い継いできた古典民謡。
それをこれからも伝え、さらに発展させていくために開かれているのがこの民謡大会です。
この大会は自分で三線を弾きながら課題曲を歌う形式で、「小・中学生の部」と高校生以上の「一般の部」があり、小さな子供たちも大人たちに負けず、久米島ならではの歌声を響かせます。
・場所:久米島町具志川農村環境改善センター
・時期:9月下旬
久米島ハワイアンフェスティバル
久米島のリゾートホテルに用意された特設ステージで行われる、フラダンスのイベントです。
ハワイアン関連ショップもあり、ステージでのフラダンスやバンドによる演奏と合わせて、日本にいながらにしてハワイでのリゾート気分を味わえます。
宿泊客でなくても、会場となるホテルの敷地内に入り、食事や飲み物と共に楽しむことができます。
・場所:サイプレスリゾート久米島、リゾートホテル久米アイランドなど
・時期:9月下旬
久米島マラソン
"FUN RUN(楽しく走ろう)"を合い言葉に開催されているマラソンで、沖縄で行われるフルマラソンの中では最も高低差が少なく、制限時間も長めということが特徴です。
フルマラソン、ハーフマラソン以外にも、10km、5kmというコースがありますから、「自然を楽しみながら軽く走りたい」という場合には短め、限界に挑戦したい場合は長め、と自分の体力に合わせて選ぶことができます。
・場所:仲里球場(スタート・ゴール地点)
・時期:10月第4日曜日
久米島車エビフェスタ
生産量が日本一という久米島の車エビの素晴らしさを伝えるイベントです。
会場の屋台には車エビ入りの焼きそばや車エビの串焼きなど、さまざまな車エビ料理が販売され、生きた車エビをつかみ取りするコーナーも設けられます。
また、車エビ料理のコンテストや、ステージでのダンスや三線などのショーも行われますし、車エビを格安で購入できるコーナーも人気があります。
・場所:兼城漁港内(漁港製氷施設)
・時期:11月下旬
シュガーライド久米島
久米島をぐるりと回るサイクルイベントです。
のんびりと島を1周するコース(45km)、すこし努力の必要な2周コース(90km)、かなりハードな3周コース(130km)があります。
1周コースには島の人々の参加も多く、交流を深めながら美しい景色を眺め、気持ちの良いサイクリングを堪能できます。
・場所:久米島町奥武島(スタート・ゴール地点)
・時期:11月下旬
久米島産業まつり
車エビつかみ取り イメージ
久米島の農産物や水産物、久米島紬や海洋深層水などを一度に楽しめるイベントです。
久米島紬は展示だけでなく、着物の着付け体験もでき、また特産品である車エビのつかみ取りコーナーなどもあります。
こうした農産物や伝統工芸品などの販売コーナーも用意されていますから、気に入った物があれば、その場で購入することも可能です。
・場所:具志川農村環境改善センター
・時期:12月上旬
久米島のんびりウォーク
日本一早く開花する桜「寒緋桜」や久米島固有の椿「久米紅」などが咲く季節に、それを楽しみながらのんびりとウォーキングをするイベントです。
30kmや10kmの一人で歩くコースの他に、5kmほどの距離を団体で歩くコースがありますから、本格的なウォーキングをお望みの方も、気軽に歩いてみたいという方にもオススメです。
・場所:ホタルドーム(スタート・ゴール地点)
・時期:1月中旬
久米島紬の日
久米島紬 イメージ
久米島紬は琉球王国時代からの製法を守って作られている伝統的な織物で、重要無形文化財に指定されています。
2010年に「つ(2)む(6)ぎ」という語呂合わせから、2月6日がこの久米島紬の日として制定されました。
この日には新作着物ファッションショーなどのイベントが行われ、また1ヶ月ほどの間、久米島自然文化センターでは特別企画展が開催されます。
・場所:具志川農村環境改善センター、久米島自然文化センターなど
・時期:2月6日
東北楽天ゴールデンイーグルス春期キャンプ
毎年、冬になるとプロ野球チームのキャンプが暖かい地方で行われますが、ここ久米島でも東北楽天ゴールデンイーグルスのキャンプが行われます。
1軍は久米島球場、2軍は仲里球場で練習を行い、久米島球場ではチームのグッズ販売なども行われます。
この期間中は全国から集まったファンによって、宿泊施設やレンタカーの予約が取れなくなる日が出ることもあるほどです。
・場所:久米島球場、仲里球場
・時期:2月頃
久米島トライアスロン大会
「球美」にちなんで93kmのコースが用意されたトライアスロンの大会です。
紺碧の海で泳ぎ、美しい緑を見ながら自転車で疾走し、さらに自分の足で駆け抜けるというトライアスロンは、まさに久米島の自然を満喫できる競技と言えるでしょう。
参加ではなく、観戦・応援という形でも楽しむことができます。
・場所:久米島の東側の海岸および中央部分
・時期:3月上旬